上野樹里が土屋太鳳を熱血指導!「青空エール」吹奏楽部の顧問役に
2016年5月6日 06:00
[映画.com ニュース] 女優の上野樹里が、河原和音氏の人気漫画を土屋太鳳主演で実写映画化する「青空エール」に出演することが発表された。土屋扮する主人公・小野つばさが所属する吹奏楽部の顧問・杉村容子を演じる。
上野は、出世作「スウィングガールズ」でビックバンドを結成した田舎の女子高生、代表作となったドラマ「のだめカンタービレ」では変人&天才ピアニストの音大生・野田恵を演じたことに触れ、「『スウィングガールズ』ではジャズを、『のだめカンタービレ』ではクラシックを体験してきて、今度はブラスバンドという流れに面白さを感じています」と語る。そのうえで、「『スウィングガールズ』の時に腱鞘炎になったり、仲間と泣きあったりという経験があるので、それを活かして先生役に向き合いたいと思います」と意気込んだ。
また、メガホンをとる三木孝浩監督とは「陽だまりの彼女」以来のタッグとなるため、「原作を読んで、私が演じる杉村容子はスパルタで怖い先生という印象がありました。『私でいいのかな』と思っていましたが、三木監督が『生徒を背中で引っ張っていくような先生になってほしい』とおっしゃったので、しっかりと応えていきたいです」と信頼を寄せる。三木監督も、「多くを語らず厳しくも優しく生徒を見守る眼差(まなざ)しや内に秘めた強さを持つ杉村先生というキャラクターを表現できるのは、上野さんしかいないと思いました。上野さんは音楽の匂いのする女優です。役者としてかつては同じ道を辿ってきた一歩先行く先輩として言葉ではなく、その眼差しや佇まいでみんなを引っ張ってくれることを期待しています!」とコメントを寄せた。
原作漫画は、「高校デビュー」「俺物語!!」などでも知られる河原氏の代表作の1つで、累計発行部数340万部を突破する人気作。吹奏楽の名門・白翔高校に入学したつばさは、クラスメイトで野球部員の山田大介と「いつか大介が甲子園に出場し、アルプススタンドでつばさがトランペットで応援する」という約束をする。互いに惹かれ合いながらも、夢を叶えるために部活動に励む2人の姿を描く。キャストはつばさ役の土屋、大介役の竹内涼真をはじめ、葉山奨之、堀井新太、小島藤子、松井愛莉、平祐奈、山田裕貴らフレッシュな顔ぶれがそろうほか、若手実力派女優の志田未来も出演する。
「青空エール」は8月20日から全国公開。