「レジェンド」トム・ハーディの恋人演じたタロン・エガートン場面カット公開
2016年5月3日 11:00
[映画.com ニュース] トム・ハーディが実在した双子のギャングを1人2役で演じた「レジェンド 狂気の美学」で、ゲイを公言していた双子の弟ロナルドの恋人を演じたタロン・エガートンの場面カットが公開された。暴力的で狂気を秘めたロナルドを恐れず、恋人としてたたずむ様子がうかがえる画像だ。
エガートンは、コリン・ファースと共演した「キングスマン」(2014)でブレイクした若手注目株。今作では、精神的に不安定で暴走しがちなロナルドの部下で、恋人のひとりであるマッド・テディ・スミスに扮した。実在した人物ながら資料が少なく、想像で役作りをしたというエガートンは「ロナルドは決して認めようとしないけど、彼にとって(テディは)心の支えなんだ。でも、その一方で主導権を握っているのは自分でテディを生かすも殺すも自分次第だと認識させている。それでテディが妙な快感を得ているのではないかな」と複雑な関係性を分析している。
1960年代のロンドンで暗躍し、20世紀のイギリス犯罪史上最も有名な犯罪者といわれる双子・クレイ兄弟の真実の物語。頭脳派でカリスマ的な兄レジナルドと、命知らずの弟ロナルドを演じ分けたハーディ、エガートンのほか、エミリー・ブラウニング、デビッド・シューリス、クリストファー・エクルストンらが共演する。
「レジェンド 狂気の美学」は、6月18日から東京・YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。