「グランドフィナーレ」に“サッカー界の伝説”が出演!? 左足神業映像入手
2016年4月5日 08:00

[映画.com ニュース] 「ダークナイト」シリーズ(2005~12)のマイケル・ケインが引退した天才音楽家を演じ、第28回ヨーロッパ映画賞でヨーロッパ作品賞と同監督賞、男優賞(ケイン)の3冠に輝いた「グランドフィナーレ」の特別映像が公開された。「グレート・ビューティー 追憶のローマ」(13)で第86回アカデミー賞外国語映画賞に輝いたパオロ・ソレンティーノ監督の映像センスが冴え渡る内容となっている。
舞台は、世界のセレブが宿泊するアルプスの高級ホテル。長年の親友で映画監督のミック(ハーベイ・カイテル)らと共に、優雅なバカンスを過ごしているフレッド(ケイン)のもとに英国女王から指揮者としての出演依頼が舞い込むが固辞。そこには娘レナ(レイチェル・ワイズ)にも明かせない、妻との秘密があった。
映像は、上半身裸の人物がテニスボールをリフティングするシーンから始まる。劇中では名前こそ明かされないものの、その風貌や利き足が左足という点、劇中のセリフからも、アルゼンチン出身の元サッカー選手、ディエゴ・マラドーナであることがうかがえる(実際はそっくりに似せた俳優が演じている)。舞台のホテルには各国のセレブが集まっており、実在のハリウッドスターを想起させるキャラクターが登場する。
ソレンティーノ監督によれば、16歳で両親を事故で失った際、マラドーナの試合を観戦していたため事故に巻き込まれず、以来“命の恩人”として慕っているという。マラドーナの登場には特別な思いが込められているといえるが、ソレンティーノ監督は加えて「スポーツ界の並外れた人物が出てくると、シンプルな動きでも芸術作品になる」と理由を語っている。
本作は第88回アカデミー賞で主題歌賞にノミネートされており、ピューリッツアー賞を受賞した作曲家デビッド・ラング、米ロックバンド「トーキング・ヘッズ」のデビッド・バーン、「サン・キル・ムーン」のマーク・コズレックといった名だたるミュージシャンたちが参加している。映像には、4人組バンド「The Retrosettes Sister Band」による「You Got the Love」が全編にわたって使用されており、幻想的な世界観を彩っている。
(C)2015 INDIGO FILM, BARBARY FILMS, PATHE PRODUCTION, FRANCE 2 CINEMA, NUMBER 9 FILMS, C - FILMS, FILM4
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