押井守「ガルム・ウォーズ」の原点 幻の「G.R.M.」パイロット版映像が公開
2016年3月24日 12:00

[映画.com ニュース] 押井守の監督作「ガルム・ウォーズ」の原型として1990年代に進められていたプロジェクト「G.R.M.」のパイロット版映像の冒頭1分間が公開された。映像の全編(12分22秒)は、「ガルム・ウォーズ」劇場前売り券の特典DVDに収録される。
「ガルム・ウォーズ」は、古代の戦いの星アンヌンを舞台に、創造主ダナンが作ったとされるクローン戦士「ガルム」の真実を求めて旅をする3人の戦士の姿を描くファンタジー。「エイリアン2」のランス・ヘンリクセンらが出演する全編英語の実写作品で、日本公開にあたり、英語版のほかに日本語吹き替え版を制作。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが吹き替え版をプロデュースした。
同作はもともと、90年代後半にバンダイビジュアルが中心となって進めていた、デジタル技術を駆使した映像作品を生み出す「デジタルエンジン構想」の1本として、「G.R.M.」(通称「ガルム戦記」)というタイトルで企画が進められていたプロジェクトだ。実写やCG、特撮、アニメーションが統合されたハイブリッドな映像で描くという、当時としては画期的なスタイルで製作される予定だったが、製作費などの都合で99年に企画は凍結。押井ファンにとって長らく「幻のプロジェクト」となっていた「G.R.M.」が、15年の時を経て結実したのが「ガルム・ウォーズ」だ。
今回公開された映像は、3年間に及んだ「G.R.M.」開発期間中にいくつか作られたパイロットフィルムのうちの1本で、96年に制作されたもの。2001年の東京国際ファンタスティック映画祭で一度だけ一般に向けて上映された貴重なアニメーション映像で、制作スタッフには、特技監督として「G.R.M.」に参加していた樋口真嗣も名を連ねている。樋口監督は「日本のエンタテインメントは押井守を先頭に革命が起きるんだよって、本当にそう思っていましたから。これをやらないと俺たちは変わらないんだよ」と熱を込めて当時を振り返るコメントを寄せている。
このパイロット版映像は、3月26日から全国の上映劇場で発売される「ガルム・ウォーズ」前売り券の特典に付属するDVD(全国先着3000枚限定)に収録。「ガルム・ウォーズ」本編鑑賞を前に、その原点となった映像を楽しむことができる。
「ガルム・ウォーズ」は5月20日全国公開。
(C)I.G Films
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