ツール・ド・フランス7連覇も永久追放… アームストロング氏の伝記映画が7月公開
2016年3月23日 17:00

[映画.com ニュース] 元自転車ロードレース選手ランス・アームストロング氏の半生を描いた伝記映画「The Program」が、「疑惑のチャンピオン」の邦題で7月2日から公開されることが決定した。
「スポーツライター・オブ・ザ・イヤー」に4度輝いた、サンデー・タイムズ紙の記者デイヴィッド・ウォルシュ氏によるノンフィクションが原作。20代に発症したがんから復活し、サイクルロードレースの世界最高峰「ツール・ド・フランス」で7連覇の偉業を達成しながらも、ドーピング騒動により永久追放されたアームストロング氏の栄光と転落の軌跡を描く。
「クィーン」で第79回米アカデミー賞にノミネートされたスティーブン・フリアーズ監督がメガホンをとり、勝利に執着するあまり、倫理を踏み外していった男の実像を多面的に映し出す。フリアーズ監督は実際にツール・ド・フランスを観戦しており、「私はサイクリストの背後にある、あくなき勝利への執念を見た。彼らの後ろにいるのは全員、ツールの組織の人間だ。全体が巨大な“サーカス”であることを理解したよ」と皮肉を込めながら語っている。
主演を務めるのは、「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」「ザ・ブリザード」のベン・フォスター。アームストロング氏の肉体を体現するため、過酷な自転車トレーニングを敢行した。さらにダスティン・ホフマン、クリス・オダウド、ギョーム・カネ、ジェシー・プレモンス、リー・ペイス、ドゥニ・メノーシェ、エレイン・キャシディが脇を固めている。
映画「疑惑のチャンピオン」は、7月2日から東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で公開。
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