オスカー候補&「ボーン」最新作出演の注目女優アリシア・ビカンダー、「リリーのすべて」特別映像入手
2016年2月26日 17:00
[映画.com ニュース] 世界初の性別適合手術で女性になった実在の画家アイナー・ベイナーを描いた「リリーのすべて」の特別映像が、公開された。本作で第88回アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたアリシア・ビカンダーに焦点を当てている。
舞台は、1926年のデンマーク。アイナー(エディ・レッドメイン)は、肖像画家である妻ゲルダ(ビカンダー)に頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自らに眠る“女性”の存在に気付き、心身ともに女性として生きたいという衝動を抑えきれなくなっていく。ゲルダは“リリー”という女性として過ごすようになった夫の変化に苦悩しながらも、支えようと奮闘する。
スウェーデン出身のビカンダーは、ガイ・リッチー監督の「コードネーム U.N.C.L.E.」(15)で注目を集め、マット・デイモン主演の人気シリーズ最新作「ジェイソン・ボーン(原題)」にも出演するなど、注目の女優だ。本作では、女性として生きようとする夫を持つゲルダの苦悩を全身全霊で表現している。ビカンダーは「出演できて光栄だった。ゲルダという女性を理解し、デリケートにそして繊細に演じたわ。愛する人を手放す勇気に胸を打たれた。ゲルダは最愛の人に全てを与え、その人が自由に飛び立つままにするの」と役への思いを語っている。
ビカンダーと共にオスカーにノミネートを果たしたレッドメインと、トム・フーパー監督は「アリシアは才能あふれる女優だ。彼女は感情を深く表現することができて、僕にも大いに刺激になった。アリシアがすごいのは、理詰めで演じる面と本能的に演じる面の両方を持っている点だ」(レッドメイン)、「エディと渡り合える女優は少ないが、アリシアがいてくれて幸運だった。この役を演じられる女優はなかなかいない。本作が描いたのは、変化を恐れない無条件の愛だ。アリシアが力強く表現してくれた」(フーパー監督)と演技力を高く評価している。
「リリーのすべて」は、「007」シリーズのベン・ウィショー、「ブリッジ・オブ・スパイ」(15)のセバスチャン・コッホ、「ラム・ダイアリー」(11)のアンバー・ハード、「君と歩く世界」(12)のマティアス・スーナールツらが脇を固める。3月18日から全国公開。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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