J・ギレンホールが筋骨隆々のボクサーへと変貌!「サウスポー」予告編公開
2016年2月19日 12:00
[映画.com ニュース] 「トレーニング・デイ」のアントワーン・フークア監督がメガホンをとり、ジェイク・ギレンホールが主演したボクシング映画「サウスポー」の予告編が、このほど完成した。
元ボクサーのフークア監督が、ボクシング元世界チャンピオンの再起と家族の絆を描く。過激なスタイルで勝ち星を重ねる世界チャンピオンのビリー・ホープは、自身が起こした乱闘騒ぎが原因で妻モーリーンを亡くし、ボクサーライセンスも剥奪される。愛する娘とも引き裂かれ、どん底へと転げ落ちたビリーは、かつて自分を苦しめたボクサーを育てたトレーナーのティックのもとを訪れる。ティックに「お前の短気さは命とりだ」と叱責されたビリーは生まれ変わることを誓い、過去の自分と向き合いはじめる。
前作「ナイトクローラー」で12キロの減量を行い演技派俳優としての実力を発揮したギレンホールは、本作では撮影までの6カ月間に1日2回のトレーニングを毎日欠かさずこなし、ボクサーのたくましい体を作り上げた。エミネム書き下ろしの主題歌「Phenomenal」に乗せて始まる予告編は、筋骨隆々のギレンホールが傷だらけの顔で繰り広げる壮絶なファイトシーン、妻の死や娘との別れを嘆く一方、怒りをおさえられず鏡を素手で割る場面などギレンホールの鬼気迫る演技を確認することができる。
さらに、ビリーの試合相手には本物のボクサーをキャスティングしたほか、試合のシーンにはHBO(ボクシングを中継するテレビ局)の撮影スタッフを起用。HBOの伝説的解説者のジム・ランプリーとロイ・ジョーンズ・ジュニアも本人役で出演するなど、リアリティを追求した映像にも圧倒される。「サウスポー」はギレンホールのほかフォレスト・ウィテカー、レイチェル・マクアダムスらが共演。6月から公開。