マイケル・ファスベンダー主演「マクベス」、夫婦の破滅を予感させるポスター完成
2016年2月17日 12:00

[映画.com ニュース] マイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤール共演で、今年4月に没後400年を迎えるウィリアム・シェイクスピアの戯曲を映画化する「マクベス」(ジャスティン・カーゼル監督)のポスタービジュアルが、このほど完成した。
原作は、世界中のクリエーターに多大な影響を与え、黒澤明、手塚治虫、蜷川幸雄が翻案作品を発表してきたシェイクスピアの4大悲劇のひとつ「マクベス」。人徳が高く慈悲深い将軍マクベスが、謎めいた魔女に「お前は領主になり、そして王になるだろう」と予言をされたことを機に、王座への野望を抱く。やがて野心家の妻の後押しによって“王への忠誠心”という良心を消し去ったマクベスは、王の暗殺を実行する。「スノータウン」で第64回カンヌ映画祭批評家週間の特別審査委員賞を受賞したカーゼル監督がメガホンをとったほか、「アンナ・カレーニナ」で第85回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したジャクリーン・デュランが衣装デザインを手がけている。
「スティーブ・ジョブズ」で第88回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたファスベンダーがマクベス、「エディット・ピアフ 愛の讃歌」で第80回アカデミー賞主演女優賞に輝いたコティヤールがマクベスの妻を演じ、醜い欲望に溺れていく夫婦の狂気的な愛を体現。ポスタービジュアルは、王冠を頭に載せ座り込むマクベスと妻が無表情で見つめあう場面を捉えている。2人の間には「夫が王になった時、2人の運命が狂い出す。」というキャッチーコピーが刻まれ、地位と名誉を手に入れた夫婦の転落を予感させるビジュアルに仕上がっている。
「マクベス」は2016年初夏から東京・TOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
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