J・C・チャンダー監督、ドイツの気鋭ハイゼンベルク監督作スリラーをリメイク
2016年2月3日 17:00

[映画.com ニュース] 「マージン・コール」「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」のJ・C・チャンダー監督が、ドイツ・オーストリア合作映画「Der Räuber(強盗の意)」(2010)の米リメイク版「The Robber」でメガホンをとることになった。
オリジナル版は、オーストリア人作家マルティン・プリンツの同名小説を、ドイツの気鋭ベンヤミン・ハイゼンベルク監督が映画化。マラソンランナーから銀行強盗、そして殺人犯に転じた実在のオーストリア人、ヨハン・カステンベルガーの生涯を描いたアクションスリラーだ。カステンベルガーは、逃走中に警察に銃撃されて負傷し、最後は自らの頭を撃ち抜いて30年の生涯を閉じた。
米バラエティによれば、英語版は米FilmNation Entertainmentが製作し、チェイス・パーマーが脚本を手がける。キャストは未定。
なおチャンダー監督は、数年前から企画が進行している、「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」の脚本家マーク・ボールが執筆した新作クライムアクション「トリプル・フロンティア(原題)」の監督にも起用されている。南米のアルゼンチン、ブラジル、パラグアイが国境を接し、犯罪組織が暗躍する「三国国境地帯」を舞台にした同作には、ジョニー・デップが出演交渉中であることが先日報じられた。
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