決戦前にロッキーが愛弟子に送った言葉とは?「クリード」特別映像公開
2015年12月24日 12:00

[映画.com ニュース] シルベスター・スタローンの代表作「ロッキー」シリーズの新章「クリード チャンプを継ぐ男」の特別映像が公開された。本編映像やキャストのインタビュー映像、さらに「ロッキー」(1976)、「ロッキー3」(82)の本編映像をまじえ、シリーズの歩みと新たな主人公となるアドニス(マイケル・B・ジョーダン)に焦点を当てた内容となっている。
ロッキーのライバルで、天才ボクサーのアポロ・クリード(カール・ウェザース)の遺児であるアドニスは、プロボクサーへの夢を捨てきれず、ロッキーに懇願して弟子入りする。公開された映像では、アドニスが父アポロの通ったジムのトレーナーから「お前には向いてない。リングは戦場だ。お前の親父もリングで死んだ」と猛反対されながらも、「親父なんて俺には関係ない」と強気に言い放つ一方、「どんな動きも、親父と比べられる」と父親の幻影に苦しむ姿が映し出される。
「クロニクル」(12)や「ファンタスティック・フォー」(15)、本作のメガホンをとったライアン・クーグラー監督による「フルートベール駅で」(13)で頭角を現したジョーダンは「幼い頃からシリーズのファンだった。(ロッキーは)最高のヒーローだ」と語る。劇中ではプロ顔負けの見事な肉体を披露しており「たとえ弱くても、自分を見つめなおせば困難を乗り越えられる」と“ロッキー・スピリット”を感じさせるコメントを発し、名シリーズを背負っていく気概をのぞかせる。
そのほか、フィラデルフィアを訪れたアドニスがロッキーの銅像を見上げる姿や、試合の直前、ロッキーがアドニスに「大事なのは、リングに何を残し何を得るかだ。何かわかるか? プライドだ。ベストを尽くし戦ったかどうか。俺や親父のためじゃない。自分のために」と語りかける重要シーンも盛り込まれ、2人の信頼関係を感じさせると共に、ロッキーの魂がアドニスに受け継がれていくさまを見ることができる。
「クリード チャンプを継ぐ男」は、スタローンが第73回ゴールデングローブ賞の助演男優賞候補に選出された。公開中。
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