仏カイエ・デュ・シネマ誌「2015年の映画ベスト10」 10位に黒沢清「岸辺の旅」
2015年12月7日 12:00

[映画.com ニュース] フランスの権威ある映画批評誌カイエ・デュ・シネマが、2015年の映画ベスト10を発表した。
第1位に選ばれたのは、イタリアのナンニ・モレッティ監督の最新作「Mia Madre(原題)」。「私の母親」を意味するタイトルの通り、モレッティ監督自身が経験した母の死を下敷きに、老いて病に倒れた母親とその子どもである兄妹の関係と心情を描いた。主人公は映画監督の妹(マルゲリータ・ブイ)で、その兄役をモレッティ監督、妹が撮影中の映画の主演俳優役をジョン・タトゥーロが演じている。
なお、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞した、黒沢清監督の「岸辺の旅」が10位にランクインされた。
ベスト10は以下の通り。
2.「光りの墓」(アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)
3.「L'ombre des femmes(原題)」(フィリップ・ガレル監督)
4.「The Smell of Us(原題)」(ラリー・クラーク監督)
5.「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ジョージ・ミラー監督)
6.「約束の地」(リサンドロ・アロンソ監督)
7.「インヒアレント・ヴァイス」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
8.「Arabian Nights(原題)」(ミゲル・ゴメス監督)
9.「The Summer of Sangaile(英題)」(アランテ・カバイテ監督)
10.「岸辺の旅」(黒沢清監督)
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント