キネカ大森で“マッドマックスV8”上映! MADでカオスな熱狂続く
2015年11月26日 21:00

[映画.com ニュース] 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」ヴァルハラ行き特別枠<V8上映>が11月22日、東京・品川のキネカ大森で開催された。約1000人の応募から抽選で300人が選ばれ、2回上映が完売、観客の多くは劇中に登場する各キャラクターのコスプレをして来場し、大盛況となった。
この特別上映は、同館独自のイベント。演出つきの前説、上映中のクラッカー、紙ふぶき、ノイズメーカー&打楽器、掛け声、ツッコミ、スタンディンV8コール(合唱)が許可され、飲酒も推奨し、レアな公式グッズのプレゼント大会など、熱狂的なファンが作品と同化して楽しめる上映会で、西村映造による特殊メイクブース(ドクロマークの焼印など)も実施(有料)された。シャーリーズ・セロンが演じたフュリオサや、ジョー配下の全身白塗りの男ニュークスなど、コスプレイヤーたちのクオリティは高く、場内は異様な光景と熱気に包まれた。
トム・ハーディ演じる主人公マックスになりきった劇場担当者が楽しみ方を解説し、メインイベントとして、恐怖と暴力で民衆を支配する独裁者イモータン・ジョーがウォーボーイズら軍団を率いて降臨すると、観客のテンションはマックスに達した。男女比は4:6と女性が多く、観客の中には50回目の鑑賞という猛者もいたほどだ。

上映が始まると、主人公たちの登場に合わせて観客は思い思いに掛け声をあげ、爆音とともにハイスピードで疾走する二輪、四輪入り乱れるカーバトル・シーンでは紙ふぶきが舞い、クラッカーやノイズメーカー、打楽器を鳴らし、爆走しながら繰り広げられる銃弾と肉弾のバイオレンスを観客全体がひとつになって楽しんだ。ちなみに上映後、散乱したゴミを劇場スタッフと有志の観客が一緒になって掃除した。
同作は、劇中のセリフにちなみ8回見ることを“V8”と呼ぶ熱狂的なリピーターを生んでおり、立川シネマシティの「極上爆音」や塚口サンサン劇場のScreaming“MAD”上映、池袋・新文芸坐の「絶叫上映」なども“お祭り”状態となって、そのMADでカオスな熱狂は、6月22日の公開から5カ月が過ぎた今も続いている。
今回キネカ大森は、他劇場に負けじと2カ月かけて仕込みを行ったという。今年は作品に合わせて各所でイベント化した上映が開催され好評を博しており、作品によっては椅子に黙って座って映画を鑑賞する時代は終焉を迎え、4DXやMX4Dなどのアトラクション化か、今回のようなお祭りOKのイベント化された上映形態が増えていくものと思われる。
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