二宮和也、吉永小百合の絶賛で改名決断!?「フェアリー和也に」
2015年11月22日 20:15

[映画.com ニュース] 山田洋次監督の通算84本目となる最新作「母と暮せば」の完成披露試写会が11月22日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、山田監督をはじめ主演の吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信、加藤健一、子役の本田望結ちゃんが舞台挨拶に立った。
約3カ月の撮影を経て、7月15日にクランクアップを迎えた今作は、12月12日の全国公開に向けて編集に取り掛かっていた山田監督。このほど完成にいたり「この1年かけまして、ここにいらっしゃる俳優さん、大勢のスタッフと心をこめてこの映画を作りました。皆さんにとって納得のいく映画になればいいなと、今日はドキドキしています」と心境を語った。
映画は、作家・井上ひさし氏が、広島を舞台にした戯曲「父と暮せば」と対になる作品を、長崎を舞台に作りたいと願っていたことを知った山田監督が、終戦70年の節目にあたる今年、松竹120周年記念映画として製作。終戦3年後の長崎に暮らす伸子の前に、原爆で亡くしたはずの息子・浩二が現れる。浩二は元恋人で小学校教師の町子(黒木)を諦められないでいた。母子の奇妙で特別な時間は永遠に続くように見えたが…という設定だ。
5度目の山田組となった吉永は、「今回が一番迫力があって、怖いくらいでした。1カット、1カット集中していらして、私も緊張しっぱなしでした」と撮影を述懐。さらに、「3年前に子を失った母として、どういう思いでいるかを話して聞かせてくださいました。ちょっとした仕草として、ため息が出る。どうしたらいいか分からない悲しみを演じさせていただきました」と客席に訴えた。
また、息子役を演じた二宮を「天才」と称していた吉永だが、この日も「監督から難しい注文が出ても、ひょいっと受け止めて次のテイクで出来てしまう。軽やかで、男性だけどフェアリーのよう」と絶賛。すると二宮は、「即刻、改名しようと思います。フェアリー和也に」と軽妙な語り口調で場内を和ませ、「すごくお優しい。フェアリーの情報が更新されていくんですよ。撮影中でも『嵐』の番組を毎週見てくださって」と“母”吉永に最敬礼だった。
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