SF映画「オデッセイ」はコメディ?ドラマ? ゴールデングローブ賞カテゴリー分けが論争
2015年11月19日 12:00

[映画.com ニュース] ゴールデングローブ賞は映画の作品賞がドラマ部門とコメディ・ミュージカル部門に分かれていることで知られているが、そのカテゴリー分けが論争を呼んでいるとエンターテインメント・ウィークリー誌が報じた。
問題となっているのは、リドリー・スコット監督のSF映画「オデッセイ」だ。火星に残された宇宙飛行士(マット・デイモン)の葛藤を描くサバイバルドラマが、来年のゴールデングローブ賞ではコメディ部門の候補になっている。カテゴリー分けは出品する配給会社に託されており、同賞を主催するハリウッド外国人記者クラブ内に設置された委員会が審査を行うものの、配給会社の主張通りになることが少なくない。
競争の激しいドラマ部門を避けて、自作をコメディ・ミュージカル部門へ押し込もうとするスタジオが多く、近年では「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」「アメリカン・ハッスル」などが、同部門にノミネートされている。いずれもコメディ要素はあるもののドラマが主体のため、その判断に疑問符が付くことは多く、特に純粋なコメディ映画を作っているクリエイターからは反発が強い。
「オデッセイ」は、2016年2月5日の公開を予定。

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