中田秀夫監督、「リング2」製作時の「貞子より怖かった」体験明かす
2015年10月29日 14:35
同特集企画は、中田監督の最新作「劇場霊」のジャパンプレミア上映に始まり、午後11時以降は中田監督の劇場用映画デビュー作「女優霊」(1996)、黒沢清監督作「CURE」(1997)、清水崇監督作「呪怨」(2003)をオールナイト上映。さらに、深夜上映すると怪現象が起こると言われるいわくつきの映画をテーマにした1日限定のお化け屋敷を設けるなど、“Jホラー”の世界を存分に堪能できる内容で多くのファンを楽しませた。
トークイベントの司会を務めたのは、「女優霊」「リング2」で脚本、「リング」では脚色を務めた高橋洋。高橋は開口一番、「まずは僕と清水監督で『劇場霊』の感想を言っていきます!」と宣言し、「『クロユリ団地』もそうだったけど、導入部にものすごく新鮮なものがある。今まで見たことなかったことをやっている」と称賛。清水監督も、「ホラーというより怪奇映画という感じがしました。楳図かずおさんの漫画を読んでいるような感覚が映画で体験できたのが嬉しかった」とべた褒めすると、中田監督は姿勢を正し「重鎮2人に挟まれて……」と恐縮しきりだった。
中田監督と高橋の初タッグ作「女優霊」の製作時は、「すぐバトってた」(高橋)、「電話で5時間議論するなんてザラだった」(中田)と現場でぶつかることが多かったと告白。さらに中田監督は、「『リング』はこれよりはスムーズだったかな……」と言いかけたが、ふと何かを思い出したような表情を浮かべると「そういえば『リング2』の時、こんなことがありました」と語りだした。
午前4時に「リング2」の脚本内容で悩んでいたという中田監督。「ここは(脚本が)長いなという箇所があって。やっぱり少し切らないとどうしようもないって結論を出した。そうしたら、突然僕の部屋のFAXがガーと動き出したんです」と静まり返る会場に語りかける。そして「この方(高橋)からの手書きのファックスで、『中田さん、今あなたは脚本を直そうとしているでしょ。直すのは俺の方がうまいんだから、俺にまかせろ』って手書きで書いてあった」と明かすと張り詰めていた空気は一変、笑い声に包まれた。さらに中田監督が「もう、怖くてしょうがなかった。貞子よりも高橋洋からのFAXが一番怖い」とぶっちゃけると会場は大爆笑していた。
中田監督の最新作「劇場霊」は、11月21日公開。
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