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人間×アンドロイド共演映画「さようなら」を原作者・平田オリザはどう見た?

2015年10月28日 23:55

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(左から)平田オリザ氏、 ブライアリー・ロング、深田晃司監督
(左から)平田オリザ氏、 ブライアリー・ロング、深田晃司監督

[映画.com ニュース] 世界で初めて人間とアンドロイドが共演する映画「さようなら」が10月27日、第28回東京国際映画祭コンペティション部門で上映され、深田晃司監督と主演を務めたブライアリー・ロング、原作者の平田オリザ氏がトークイベントを行った。

劇団・青年団を主宰する平田氏が、ロボット研究の第一人者である石黒浩氏(大阪大学教授・ATR石黒浩特別研究所客員所長)と共同で製作した演劇作品を映画化。舞台は、原子力発電施設の爆発によって国土のほとんどが放射性物質に汚染された近未来の日本。国民が次々に国外へ避難していくなか、難民である女性ターニャ(ロング)と、生活をサポートするアンドロイドのレオナは町に取り残され、緩やかに最期の時へと向かっていく。レオナ役には本物のアンドロイド「ジェミノイドF」が使用されている。

本作を鑑賞した平田氏は「率直にきれいな映画にしていただいてありがたい。演劇は観客の想像力を要しますが、本作は映画の強みを存分に発揮してくれました。たった15分の演劇作品が映画になり、世界中の人にまた見てもらえる機会ができ、大変嬉しいです」と万感の思いを告白。「深田監督作品には青年団の劇団員が出ているので、幼稚園のお遊戯会に来た父親の感覚で見てしまう。演劇でなく映画だから心配ないのに、(セリフを)間違えないか不安で冷静に見られなかった」と“親心”を見せた。

平田氏によれば、原作となった演劇作品は「ブライアリーがイギリスから日本へ1人でやってきたタイミングで、石黒先生からアンドロイドを使った企画をやらないかと無茶ぶりがあり、多言語を話す外国人とアンドロイドという組み合わせが面白いと思った」との経緯で生まれたそう。深田監督は「映画『さようなら』はオリザさんが作り上げた演劇、そして石黒先生が作り上げたロボット工学、この2つの成果をお借りして出来た作品です」と両者への感謝を語り、「最初はかなり特殊な日本映画になると思っていましたが、このような形で皆さんと共有することができて奇跡のようです」とほほえんでいた。

さようなら」は、新井浩文村上虹郎らが脇を固める。11月21日から全国公開。第28回東京国際映画祭は、10月31日まで開催。

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