「市川崑映画祭」が開催決定!「炎上」ほかデジタル復元版を含む27作品上映
2015年10月26日 10:00

[映画.com ニュース] 故市川崑監督の生誕100年特別企画として、「市川崑映画祭 光と影の仕草」が2016年1月16日~2月11日に東京・角川シネマ新宿ほかで開催されることが決定した。第65回ベルリン国際映画祭フォーラム部門で上映された「炎上」「おとうと(1960)」「雪之丞変化(1963)」のデジタル復元版を含む代表作27本を上映する。
配給会社KADOKAWAが豊富なライブラリー作品を次世代に継承すべく立ち上げたブランド「角川シネマコレクション」の劇場上映企画第3弾。14年の「雷蔵祭 初恋」、今年の「若尾文子映画祭 青春」に続き、国際的に高い評価を得た市川監督作品を特集する。
1915年、三重に生まれた市川監督は、33年に京都J.O.スタジオのアニメーターとしてキャリアをスタートさせ、48年に新東宝の「花ひらく」で監督デビュー。「鍵(1959)」でカンヌ国際映画祭審査員特別賞、「おとうと(1960)」では同映画祭のフランス映画高等技術委員会賞を受賞した。日本国内では映画だけでなく、テレビ作品の可能性も開拓。08年に92歳で他界するまで、常識にとらわれずあくなき探究心で傑作を世に送り続け、常に時代の先端を軽やかに駆け抜けた。
今回の特別企画では、「ビルマの竪琴(1985)」や「細雪(1983)」といったヒット作をはじめ、総監督を務めた記録映画「東京オリンピック」、金田一耕助シリーズ「犬神家の一族(1976)」「悪魔の手毬唄(1977)」などをラインアップ。岩井俊二監督が巨匠の軌跡をたどったドキュメンタリー「市川崑物語」も上映される。
生誕100年特別企画「市川崑映画祭 光と影の仕草」は、1月16日~2月11日に角川シネマ新宿ほか全国で順次公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

個人的・下半期で観たい映画No.1
映画ファンがこぞって「絶対観る」と決めてるの何で!? 全員主役級がクセ激烈の異常者に…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント