“日本代表”審査員・大森一樹監督、メンバーからゴジラ称えられご満悦「意見通るかも」
2015年10月23日 14:35

[映画.com ニュース] 第28回東京国際映画祭のコンペティション部門で審査員を務めるブライアン・シンガー監督、トラン・アン・ユン監督、ベント・ハーメル監督、プロデューサーのナンサン・シー、スサンネ・ビア監督、大森一樹監督が10月23日、記者会見を行った。
1995年に「ユージュアル・サスペクツ」が同映画祭に出品された際に初来日している審査委員長のシンガー監督は、「素晴らしい審査員団と仕事ができて光栄」と挨拶。昨夜は飲み過ぎで二日酔いだそうで、「時差ボケも残っているから、コネクトできない映画もあるかもしれないけれど、いろいろな国からドラマ、コメディ、ホラーとジャンルも多岐にわたる映画を比較するのは難しいこと。それぞれの国の文化なども意識して取り組んでいきたい」とジョークを交えながら持論を展開した。
昨年、「1001グラム ハカリしれない愛のこと」(10月31日公開)でコンペに参加したハーメル監督は、真逆の立場になるが「そういうふうには考えないようにしている。観客の気分で見て、最終的にはどれだけ物語がうまく語られているかを評価したい」と意欲。初来日となるビア監督も、「映画祭は特殊な場所で、学ぶこと、得られるものがある。映画の流れに身を任せ、心の中に落とし込んだ時にすべてが反響するような作品を選びたい」と語った。
“日本代表”の大森監督は「光栄ですが、同時にものすごくプレッシャーが高まっている」と神妙な面持ち。だが、他の5人が影響を受けた日本映画で黒澤明監督の名を挙げると「僕も高校時代に『赤ひげ』を見て、大学は医学部に行った。でも、その後、黒沢監督の作品を見て映画監督を目指したが、その選択は間違っていなかった」と胸を張った。
さらに、ナンサンが「『ゴジラのテーマ』にも影響を受けたわ」と明かし、シンガー監督も「米国の映画人はクロサワだけれど、米国人にはゴジラに影響を受けた人が3000万人以上はいる」と断言。「ゴジラVSビオランテ」(1989)など4本のゴジラ映画でメガホンをとった大森監督は照れることしきりだったが、「とても光栄。審査会でちょっと意見が通りそうかな」と色気を見せていた。
審査結果は今月31日のクロージングセレモニーで発表される。
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