アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」が映画化
2015年10月8日 23:45
[映画.com ニュース] 米20世紀フォックスが、ミステリーの女王アガサ・クリスティの1939年の長編小説「そして誰もいなくなった(原題:And Then There Were None)」の映画化権を獲得し、監督に「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」のモルテン・ティルドゥムを起用したと米Deadlineが報じた。
「そして誰もいなくなった」は、孤島に招かれた年齢も職業も異なる10人の男女がひとりずつ殺されていくという、「クローズドサークル」ものの代表作。クリスティ作品のなかでも特に知名度が高く、「そして誰もいなくなった(1945)」を始め過去に何度も映像化・舞台化されている。
「ナイト ミュージアム」シリーズのショーン・レビの製作会社がプロデュース、「エルム街の悪夢」「遊星からの物体X ファーストコンタクト」のエリック・ハイセラーが脚本を手がける。キャストは未定。
なお、現在英BBCと米ライフタイムが「そして誰もいなくなった」のミニシリーズ化を別途進めており、ダグラス・ブース、チャールズ・ダンス、サム・ニール、ミランダ・リチャードソン、エイダン・ターナー、ノア・テイラー、バーン・ゴーマン、トビー・スティーブンス、メーブ・ダーモディ、アンナ・マックスウェル・マーティンの出演が決定している。
ちなみに、クリスティの生誕125周年にあたる今年9月に全世界を対象に行われたクリスティの小説の人気投票の結果、「そして誰もいなくなった」は第1位に選ばれている。2位に「オリエント急行殺人事件(またはオリエント急行の殺人)」、3位には「アクロイド殺し」がランクインした。