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「ワイルド・スピード8」の監督探しが難航

2015年10月1日 13:45

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次回作のメガホンは誰がとる?
次回作のメガホンは誰がとる?
(C)2014 Universal Pictures

[映画.com ニュース] 超人気シリーズ最新作「ワイルド・スピード8(仮題)」の監督探しが難航していると、ハリウッド・レポーター誌が報じた。

同作はユニバーサルのドル箱シリーズで、今年公開された第7弾「ワイルド・スピード SKY MISSION」は世界興収15億ドルを記録。同社は2017年4月の世界公開を発表し、準備をスタートさせたが、肝心の監督がいまだに決まっていないという。

もともとは「ワイルド・スピード SKY MISSION」を手がけたジェームズ・ワン監督が第8弾と第9弾を続投する契約になっていたが、ワン監督は同作の完成前に、「死霊館」の続編「The Conjuring 2」を優先させたいと訴え、ユニバーサルもこれを認めた。しかし、第3弾「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」から第6弾「ワイルド・スピード EURO MISSION」までを手がけたジャスティン・リン監督が「スター・トレック ビヨンド(原題)」の監督に決まり、復帰が不可能であることが明らかになると、再びワン監督を口説きにかかったという。

関係者によれば、「人生が変わるほど」の大金がオファーされたそうだが、ワン監督は固辞。「ワイルド・スピード SKY MISSION」の製作は、途中で主演のポール・ウォーカーが死亡する不幸に見舞われ、ワン監督はさまざまな苦労を強いられたことで知られているが、ワン監督が同シリーズへの復帰を拒む最大の理由はビン・ディーゼルだという。プロデューサーを兼任するビン・ディーゼルがワン監督のあらゆる決断に対し口出しをするため、撮影が中断することもたびたびあったといわれている。

ユニバーサルはジャウム・コレット=セラ(「フライト・ゲーム」)などアクション映画の経験のある監督にオファーをするも断られているため、2017年4月の世界公開は難しくなってきているという。

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