テリー・ギリアム「ドン・キホーテ」にまたも不運 主演ジョン・ハートにがん発覚
2015年9月28日 11:30

[映画.com ニュース] テリー・ギリアム監督が、長年温めている悲願の企画「ドン・キホーテを殺した男(The Man Who Killed Don Quixote)」。度重なる不運やアクシデントに完成を邪魔されていることで有名な作品だが、今年に入り、米アマゾンスタジオのバックアップを得てようやくクランクインするかというところまできていた。ところが、ドン・キホーテ役で主演する予定だった英俳優ジョン・ハートが、膵臓がんに冒されていることがわかったという。
英ザ・タイムズ紙によれば、75歳のハートのがんは今夏、アマゾンとの契約が締結された直後に発覚したという。ハートは現在治療中で、ギリアム監督は彼の回復に楽観的だというが、保険会社が製作続行に待ったをかけている状態だ。
「ドン・キホーテを殺した男」は、2000年にいったんクランクインしたものの、さまざまなトラブルに見舞われ製作中断にいたったいわくつきの作品。その顛末は、ドキュメンタリー映画「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(2002)にも描かれた。当初はジャン・ロシュフォールとジョニー・デップが主演予定だった。
その後もキャストを変え、何度となく撮影の予定を立てては資金難で頓挫することを繰り返し、ギリアム監督自ら「7度目の挑戦」と自虐的に語っていた本プロジェクトだが、アマゾンとの契約に喜んだファンも多いはずだ。デップが演じる予定だった役どころには、ジャック・オコンネル(「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃」)が起用されている。
ハートのがんの寛解と映画の完成を祈りたい。
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