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「超高速!参勤交代」続編、佐々木蔵之介らおなじみキャスト結集!念願の福島ロケ実現

2015年9月28日 05:00

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取材に応じた佐々木蔵之介、深田恭子、本木克英監督
取材に応じた佐々木蔵之介、深田恭子、本木克英監督

[映画.com ニュース]第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞した時代劇コメディ「超高速!参勤交代」の続編タイトルが「超高速!参勤交代 リターンズ」に決定し、主演の佐々木蔵之介をはじめ、深田恭子伊原剛志寺脇康文らが続投することが発表された。かつて湯長谷藩があった福島・いわき市でのご当地ロケが実現し、佐々木、深田、メガホンをとった本木克英監督が現場取材に応じた。

前作では、金山を狙う幕府の老中・松平信祝の計略から、わずか4日間での参勤交代を命じられた湯長谷藩の藩主・内藤政醇が、人も金も時間もない状況下で知恵を絞り、行きの「参勤」を成功させる。続編となる今作は帰りの「交代」が描かれ、政醇一行は湯長谷藩で農民一揆が起こったことを耳にする。松平の逆襲を知った政醇は、超高速で帰途につくが、そこで「自分たちの城がない」という大ピンチに陥ってしまう。

作品の代名詞ともいえる“走り”のシーンは小浜海水浴場で行われ、さらにクライマックスシーンでは総勢150人の地元エキストラが村人役で参加。いわき市の無形民俗文化財でもある「じゃんがら念仏踊り」を披露し、政醇役の佐々木と、お咲姫役の深田が踊りに加わるというひと幕が撮影された。

湯長谷の温泉神社や地元の人々からパワーをもらったという佐々木は、「青年団やボランティアの皆様の踊りを実際に間近で見て、輪に入って、その世界、その時代、その時に連れて行ってもらったような気持ちになりまして、とても力をもらいました」と感慨深げ。深田も「じゃんがら踊りを青年団やボランティアの皆様と踊らせて頂いて、皆様からとても力を頂きました」と感謝し、「こんなにたくさんの人たちに応援されているんだ、ご協力頂いているんだと実感しました」と明かした。

また、念願のいわきロケに臨んだ本木監督は「前作も福島の多くの皆様にご覧頂けたので、その期待をこえる作品にしたいと思っております。方言もよりパワフルに、リアリティを増していきたいと思っております」と意欲十分。一方で、続編製作については「考えてみたこともなかったが、お客さんからも続きが見たいという声を多々頂いたこともあって作ろうと思った。今回も全くオリジナルで、“参勤”が終わった後の“交代”で大変なことが起こったら面白いのではという発想でここまで作りました」と経緯を説明した。

これを受け佐々木は、「話を頂いたときは、『やるの? またやるの? どうせまた走るんでしょ(笑)』と話していましたが、結局前作の倍以上走ることになりまして、前より過酷です」と吐露。それでも、「前作の仲間たちと出会うことが出来て、今はとても幸せです」と喜びを語った。

超高速!参勤交代 リターンズ」は、知念侑李柄本時生市川猿之助西村雅彦らが共演し、土橋章宏が脚本を手がけている。いわき市のほか松竹撮影所京都スタジオ、京都市近郊、山形で撮影が行われ、10月末にクランクアップ予定。2016年に全国公開予定。

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