伝説の写真家ソール・ライターのドキュメンタリー予告編公開
2015年9月26日 07:15

[映画.com ニュース] 伝説の写真家ソール・ライターの半生を追ったドキュメンタリー「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」の予告編が公開された。
2006年に写真集で定評のあるドイツのシュタイデル社から初の作品集が出版され話題を集めたライターは、1940年代からニューヨークを撮影したカラー写真の先駆者で、一流ファッション誌の表紙を手がけていた。しかし、80年代からあえて名声から距離を置き、表舞台から消えていった。本作はそんな写真家の晩年に、英国人の監督トーマス・リーチ監督が密着。ポール・オースターをはじめとした現代アメリカ文学の翻訳で知られる、柴田元幸氏が日本語字幕を担当した。
予告編では、ライターが自宅で「私はたいした人間じゃない、映画にする価値などあるもんか」と話すシーンからスタート。華やかなキャリアの後、被写体を方向転換してからの数々の作品が映し出される。生き急がないことの重要性を説き、人生に大切なことは「何を手に入れるかじゃない。何を捨てるかということだ」と人生哲学を語っている。
「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」は11月下旬、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
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