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「シュリ」カン・ジェギュ監督が「チャンス商会」で描く“人生最後の恋” EXOチャンヨル起用も語る

2015年9月24日 14:10

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初々しい熟年カップルの恋を描いたカン・ジェギュ監督
初々しい熟年カップルの恋を描いたカン・ジェギュ監督
(C)2015 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved

[映画.com ニュース]「シュリ」「ブラザーフッド」など硬派な作風で知られる韓国の名匠カン・ジェギュ監督が“人生最後の恋”を描いた最新作「チャンス商会 初恋を探して」が9月25日に公開される。カン監督が今作に込めた家族への思いを語った。

映画は、チャンスマートで働く頑固で孤独な老年の男・ソンチル(パク・クニョン)と、向かいに引っ越してきた花屋の女性店主グンニム(ユン・ヨジョン)の“人生最後の恋”を描く。なかなか素直になれないソンチルを見かねた町の人々は、2人の恋を成就させるべく一致団結して応援する。しかし、グンニムと町の人々は、ソンチルにあることを秘密にしていた。

カン監督が「人物に完全に集中した映画は(長編では)初めて」という今作は、これまで手掛けた作品とは異なる性質の感動作に仕上がった。熟年カップルの初々しい恋模様を中心に物語が進むが、「家族愛を包括した話を作らなければという思いがありました」と単純な男女間のロマンスではないと明かす。

「この映画が完成して、愛は家族を通して完成するということを感じました」というカン監督。「私にも子供がいて、父が生きている間に、父と私の家族が一緒に共感し楽しめる映画を以前から作りたいと思っていました」「参考までに、私が幼い頃、両親がはじめたお店が“ヨンナム商会”でした」と、個人的な思い入れの強さをうかがわせた。

世間にインパクトを与える骨太な作品を送り出してきたカン監督だけに、「撮影前半までは、味付けが足りない、この何とも言えない味に慣れるまで大変でした」と、今作の柔らかなテイストに苦労した様子。しかし、「時間が経つにつれて、その薄い味も良いと感じるようになりました」「技巧やトリックが必要ない映画です。化粧をせず、素顔を見せれば見せるほど、味がでる作品」と仕上がりに胸を張る。

画像2(C)2015 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved

さらに、熟年カップルを演じたベテラン俳優のパクとユンを「素晴らしい年輪と実力は、あえて説明する必要がない方たち」と絶賛する。しかし、今作では円熟した演技よりも「お2人の裏面を見たかった」といい、「子どものような瑞々しさと、ときめき、心の片隅にしっかりと隠しておいた、思春期の少年少女の気持ちを引き出したかった」と、“人生最後の恋”に相応しいときめきを演出したという。

そんなパクとユンを若々しいデートに誘いだす高校生役として、韓国の人気アイドルグループ「EXO」のチャンヨルが映画初出演を果たしている。はじめは「EXO」を知らなかったというカン監督だが、「背が高く、最近の子どもにはないような善良な瞳、さらに自然な演技ができる人物を探していたのですが、チャンヨルがぴったりでした。そして撮影現場でいつも私達を楽しくさせてくれる存在でした」と、チャンヨルの存在感を高く評価している。

最後にカン監督は、日本の観客に向けてメッセージを送ってくれた。「たくさんの愛を頂き感謝していますし、良い映画で恩返しをしなければという思いを常に抱いています。この映画が皆さんにとって良い記憶として、長い間心に残るような映画になればと思います」

チャンス商会 初恋を探して」は、9月25日から全国で公開。

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