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劇団ひとり、初監督作「青天の霹靂」の製作費事情を告白

2015年9月20日 20:30

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トークを盛り上げた劇団ひとり&いとうせいこう
トークを盛り上げた劇団ひとり&いとうせいこう

[映画.com ニュース] 大泉洋が主演した映画「青天の霹靂」(2014)が9月20日、東京・台東区で開催中の「第8回したまちコメディ映画祭in台東」で上映され、監督を務めた劇団ひとりが浅草公会堂でのトークショーに出席した。劇団ひとりが、自身の書き下ろし小説を実写化した初監督作品。製作費を聞かれると「予算はぶっちゃけた話、2億円です」といい、「それはすごいと思ったんですけど、一番ポピュラーな予算らしいですね」と告白した。

さらに、「じゃあ興行収入はどれくらいいけばいいかって言うと、10億円っていうんですよ。2億円しか製作費にかけてないのに!」と明かし、「話を聞いたら、10億円のうち半分は映画館。残りの3億円が全部広告費ですって。今は製作費より、広告費の方がかかるんです」と当時の製作費事情を詳述。自身のギャラは「びっくりするくらい安かったです。ギャラのために映画撮ったわけじゃないですけど、時給を考えたら500円くらい」と笑いつつも、「改めて、映画監督でごはんを食べている人たちはすごい」と最敬礼だった。

また肝心の興行収入は、「ピッタリ10億円くらいだった」そうで、「これがもうちょっといっていれば、次があったんですけどね」と唇を噛んだ。公開時は「アナと雪の女王」が旋風を巻き起こしていたこともあり、「『アナ雪』フィーバーが来ちゃって、雪が降り積もりやがって。僕も劇場で2回見ましたけどね。『少しも寒くないわ』って、そりゃお前は寒くないだろうよ! こっちはキンキンだって」とジョークを飛ばし客席を沸かせていた。

売れないマジシャンの男(大泉)が40年前にタイムスリップし、生き別れたはずの両親(劇団ひとり柴咲コウ)と出会い、自分の出生の秘密を知っていく姿をユーモアと涙を交えながら描く。劇団ひとりは、本作のインスピレーションを得た場所を「荒木町のガラガラのマジックバー」と説明する。そして「ペーパーローズというマジックがあって、それにえらい感動しちゃって。映画にしたいと思って、その日の夜に小説を書き始めました」と話し、「1年くらいで書き終わって、幻冬舎に持って行って、映画にしたいと言ったら(配給の)東宝さんが乗って来てくれた」と感慨深げに振り返っていた。

「第8回したまちコメディ映画祭in台東」は、9月22日まで開催。

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