淵上泰史ら若手俳優が集う青春作「7s セブンス」11月7日に公開決定
2015年8月31日 17:55
[映画.com ニュース] 「オー!ファーザー」の藤井道人監督の最新作「7s セブンス」が、11月7日から東京・新宿武蔵野館でレイトショー公開されることが決定した。また、映画制作に燃える若者たちの葛藤や苦悩を切り取った特報映像が初披露された。
映画は、藤井監督が自身の経験に基づき、夢を追う若者たちの姿を描く青春ストーリー。売れない映画監督のサワダが、7人の天才詐欺師集団が主人公の映画「7s」の制作を開始するが、俳優の遅刻、スタッフ同士のケンカ、制作部の失踪、突然のキャストの降板など次々と問題が発生する。さらに、撮影したデータが消えてしまう事件が勃発。やがて資金も底をつき、映画「7s」は未完のまま撮影が中断してしまう。それから3年後、バラバラとなったスタッフとキャストは「7s」の話をすることはなくなっていた。
キャストは、「マエストロ!」「花宵道中」の淵上泰史、「映画 みんな!エスパーだよ!」「新宿スワン」など園子温監督作の常連である深水元基、須賀貴匡(「デッド寿司」)ら若手注目株がそろう。さらに、斎藤工、ヒップホップユニット「餓鬼レンジャー」らが友情出演している。
特報映像は、本作のポスタービジュアルが飾られた映画館のロビーのシーンで幕が上がり、「これは完成しなかった映画『7s』と その映画に関わった全ての人の物語」という言葉とともに、劇中カットが映し出される。白熱の演技シーンや、スタッフ同士が言い争うシーン、登場人物が苦悩の表情を浮かべる様子など、ドキュメンタリーを見ているかのような臨場感が伝わってくる仕上がりとなっている。特報映像は、公式サイト(http://7smovie.com/)で公開されている。