光宗薫「ピース オブ ケイク」で挑んだ綾野剛とのラブシーン秘話を明かす
2015年8月26日 14:00
[映画.com ニュース]多部未華子、綾野剛の共演作「ピース オブ ケイク」の公開記念イベントが8月25日、ロケ地にもなった東京・阿佐ヶ谷ロフトAで行われ、光宗薫、峯田和伸、田口トモロヲ監督が出席。3人は、撮影秘話などトークに花を咲かせた。
流されるままに生きてきた主人公・志乃、引っ越し先で出会った隣人・京志郎の恋や悩みをリアルに描く。光宗が演じた京志郎の恋人・あかり役は、キャスティングに難航したそうだが「待っていて良かった。大げさな言い方をすれば、映画の奇跡だなって」と田口監督に言わしめて決定。光宗はラブシーンにも挑戦しており、「実際に脱いでやっているシーンよりも(隣に綾野、正面に正座している田口監督がいた)喘ぎ声を出すシーンはシュールで難しかった」。綾野との場面では「(顔が)綾野さんの股間のところにあるままずっと待機だったんですよ。無言で目の前にして5分くらい」と撮影中の仰天エピソードを明かした。
田口監督と峯田は「アイデン&ティティ」「色即ぜねれいしょん」でタッグを組んでおり、この日も和気あいあいとした仲の良さを見せた。楽屋でも一緒にいることが多かったそうで、「ほぼ付き合っているようなもんだからね」(田口監督)、「誰よりもトモロヲさん好きだからね」(峯田)と相思相愛ぶりを披露したかと思うと、「性別が違ったら確実にやっていますよね。みうらじゅんという友だちもきて……」と田口節が炸裂。光宗からは「移動のバスでもみんなひとりで座っているのに、隣に座っていましたよね」と暴露されていた。
イベントの最後には、峯田がギターを片手に挿入歌「風よ吹け」を生演奏するひと幕も。かねて峯田のファンだったという光宗が「うっうってなる」と感極まると、田口監督は「何かラブストーリーが歩き出した感じがしちゃいました。僕が女子だったら、今の峯田君の歌を聞いて全身びしょぬれです」と会場を笑いの渦に巻き込んだ。「ピース オブ ケイク」は、田口監督が「色即ぜねれいしょん」以来約6年ぶりにメガホンをとり、ジョージ朝倉氏の同名コミックを実写映画化。9月5日から全国で公開。