第37回「PFF」9月12日に開催 特別招待部門はサミュエル・フラー特集など
2015年8月21日 16:30
[映画.com ニュース] コンペ部門が映画監督の登竜門として知られ、今年第37回を迎える「PFF ぴあフィルムフェスティバル」が、9月12日に開催される。特別招待部門では、アメリカの異才サミュエル・フラー監督の特集上映などが予定されている。
“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに、自主映画の面白さを広く伝えるため、1977年にスタートした映画祭で、黒沢清、中村義洋、園子温ら現在の日本映画界を代表する数多くの監督を輩出している。コンペティション部門「PPFアワード2015 ~最前線20 作品が競う~」では577本の応募作の中から、厳正な審査を経て選出された20作品をお披露目し、映画祭最終日の24日に各賞が発表される。
特別招待部門「サミュエル・フラー~誰もが憧れた奇跡の作家~」では、日本初上映作「ベートーヴェン通りの死んだ鳩」(1972)をはじめとする6作品と、ジム・ジャームッシュ、ビム・べンダースらが出演、実娘サマンサによるフラーについてのドキュメンタリー「フラーライフ」を上映する。
特別招待部門「映画内映画~映画は映画をつくることをどのように描いてきたか~」では、映画の製作現場を映画で描くことをテーマに鈴木卓爾監督と長崎俊一監督の新作、森崎東監督の「ロケーション」(84)のとフランソワ・トリュフォー監督「アメリカの夜」(73)を上映。「世界が絶賛した日本の短編たち」では、米アカデミー、カンヌ、ベルリン、べネチアと世界の映画祭で注目を集めた近年の日本の短編映画5作品を紹介する。
そのほか、一流映画人による対談「PFF講座」やゲストによるトークが行われる。
「第37回PFF」は9月12~24日東京国立近代美術館フィルムセンターで開催、以降京都・神戸・名古屋・福岡で順次開催。上映作品やスケジュールなどの詳細は、公式サイト(http://pff.jp/37th/)で告知する。前売りチケットは発売中。
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