「第9回田辺・弁慶映画祭」コンペ部門に144作品応募、企画コンペも実施
2015年8月13日 08:00

[映画.com ニュース] 沖田修一監督(「モヒカン故郷に帰る」)、今泉力哉監督(「知らない、ふたり」)ら、今や商業映画で活躍する多くの若手監督を輩出してきたインディーズの登竜門となっている「田辺・弁慶映画祭」。第9回は11月6日から8日まで、和歌山県田辺市の紀南文化会館で開催されるが、コンペティション部門への作品受付が締め切られ、今年は昨年(142作品)を上回る144作品の応募があった。
応募監督の内訳は、男性125人、女性19人、平均年齢は32.3歳。作品は平均63分(最短30分、最長145分)で、144作品の合計は151時間11分となった。作品ジャンルはヒューマンドラマ(96作品)、青春(34作品)、ラブストーリー(28作品)、コメディ(25作品)、SF/ファンタジー(24作品)、サスペンス(20作品)など多岐にわたり、アニメも1作品あった。
「弁慶グランプリ」及び「男優賞・女優賞」を選定する特別審査員長は掛尾良夫(城西国際大学メディア学部教授、キネマ旬報社顧問)、特別審査員は三木聡(放送作家、映画監督)、山下慧(映画評論家)、沢村敏(東京テアトル映像事業部 映画興行部番組編成)の4氏。
また、コンペ部門では、映画検定1~2級保持者20人(予定)で構成される「映検審査員」が選定する「映検審査員賞」、和歌山県内在住の有志市民20人(予定)で構成される「市民審査員」の選定と当日の観客の投票により決定する「市民賞」を授与。さらに今年は特別に、映画専門情報サイト「映画.com」を運営するエイガ・ドット・コムが新しい才能に授与する「映画.com賞」が設けられた。
なお、本映画祭は2016年に第10回開催を迎えることを記念し、第9回までのコンペ部門入選監督までを対象に、映画を制作するための企画を募集する企画コンペを行う。最優秀企画には制作資金として300万円が贈呈され、田辺市内を中心に撮影した60~90分程度の作品を第10回映画祭(16年11月開催予定)にてプレミア上映を行なうことを条件としている。募集要項などの詳細は8月中に発表、9月中に募集開始予定。
すでに商業映画でも活躍している沖田監督や今泉監督に加え、瀬田なつき監督、岨手由貴子監督、勝又悠監督などはもちろん、次代の日本映画界を担う才能が新たに輩出されるか注目される映画祭、企画コンペになりそうだ。
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