「日本のいちばん長い日」キャストが役作りを明かす9分に及ぶ特別映像が公開
2015年8月5日 17:50

[映画.com ニュース] 原田眞人監督が、太平洋戦争終結の舞台裏を描く「日本のいちばん長い日」で、キャスト陣が作品の魅力を語る9分もの特別映像が公開された。本編映像もたっぷりと盛り込まれ、作品の重厚感あふれる雰囲気を存分に感じられる内容となっている。
昭和史研究の第一人者として知られる半藤一利氏のノンフィクション小説を映画化。終戦間際の1945年を舞台に、昭和天皇をはじめ、太平洋戦争を終結させようと尽力した男たちを描きつつ、本土決戦を望みクーデター事件を企てた陸軍将校たちの姿もとらえ、さまざまな人物の視点から日本の歴史が変わった瞬間に迫る。
陸軍将校たちの暴走を食い止めようと腐心した阿南惟幾陸相を演じた役所広司は、「とても部下たちに慕われ、家族のことも非常に大事にした人」と阿南の印象を語り、「日本という国を残していこうと頑張った人たちが、今の日本を見てどんな風に思っているかな、と思いながら撮影していた」と振り返る。昭和天皇役の本木雅弘は、役作りについて「国民の平和と世界の平和を願う、祈りの像を体現するという役割、その大枠をイメージした」と明かした。
鈴木貫太郎首相を演じた山崎努と、首相を献身的に支えた迫水久常書記官長役の堤真一は、実在の人物を演じる難しさを語る。「自分とは全く違うキャラクターなので、今まで演じた中で一番難しかった」(山崎)、「その人を知るということ。色々なことを思いながら演じなくちゃいけないからプレッシャーがあった」(堤)と苦労をにじませた。百戦錬磨の名優たちに囲まれて「自分の中ですごい緊張感があった」と語るのは、クーデターを企む青年将校・畑中健二少佐を演じた松坂桃李。「史実ではわからない真実というものを現場で作り出すことができるのは面白かった」と、刺激を受けた様子を見せた。
俳優たちをまとめ上げた原田監督は、「戦後70年経って、終戦のときに何がどういう風に行われていたのか、ということが段々とぼかされてきている。とにかく我々はどこから来て、どこへ行くのか、ということをちゃんと見定めてほしい」と訴えた。
映像では、鈴木首相が涙を流す姿や、阿南陸相が畑中少佐らに向かって「納得できんなら、まず私を斬れ!」と激高するなど、ドラマチックなシーンが随所にちりばめられている。
「日本のいちばん長い日」は、8月8日から全国公開。
(C)2015「日本のいちばん長い日」製作委員会
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