切なくも愛おしい橋口亮輔監督作「恋人たち」特報40秒バージョンを入手!
2015年8月3日 08:00

[映画.com ニュース] 数々の映画賞を受賞した「ぐるりのこと。」以来7年ぶりとなる橋口亮輔監督のオリジナル脚本による長編映画「恋人たち」が完成し、映画.comが40秒バージョンの特報映像を入手した。
作品は、絶望と再生の人間ドラマ。通り魔殺人事件によって妻を失い、橋梁点検の仕事をしながら裁判のため奔走する男アツシ。そりが合わない姑、自分に関心をもたない夫との平凡な暮しに突如現れた男に心が揺れ動く主婦・瞳子。親友への思いを胸に秘める同性愛者で、完璧主義のエリート弁護士・四ノ宮。心に傷を抱えながら、幸せを求めて生きる3人の“恋人たち”を、橋口監督が時折笑いを交えながら繊細に丁寧に描く。沖田修一監督「滝を見にいく」(14)に続く、松竹ブロードキャスティングによる作家主義、俳優発掘を理念としたオリジナル映画製作プロジェクト作品だ。
キャストは、橋口監督のワークショップに参加しオーディションで選ばれた新人俳優が抜擢され、アツシを橋口監督の中編「ゼンタイ」にも参加した篠原篤、瞳子を成嶋瞳子、四ノ宮を池田良が演じた。さらに光石研、安藤玉恵、木野花、黒田大輔、山中崇、山中聡、内田慈ら個性あふれる顔ぶれが揃い、「ぐるりのこと。」で主演デビューし、今や日本映画界に欠かせない俳優となったリリー・フランキーがアツシの先輩を演じている。
すでに公開された20秒の特報映像では、登場人物たちが織りなす日々の断片を1コマ1コマ、アップテンポに綴った内容となっていたが、40秒バージョンでは、通り魔事件で妻を殺され「愛を亡くした者」アツシ、平凡な暮しの中で「愛を見つけた者」瞳子、忍ぶ恋に亀裂が生じ「愛を失う者」四ノ宮という、主人公3人の物語の一部が切り取られている。また、「ぐるりのこと。」に続いて音楽と主題歌「Usual life_Special Ver.」を担当する明星/Akeboshiによる挿入曲が使用されており、見る者の郷愁を誘い、胸に突き刺さるような、切なくも愛おしい映画の世界観を伝えている。
「恋人たち」は11月、テアトル新宿、テアトル梅田ほか全国で公開。
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