山形国際ドキュメンタリー映画祭2015 コンペ、アジア千波万波部門のラインナップ決定
2015年7月26日 09:00
[映画.com ニュース] 2年に1度行われる、山形国際ドキュメンタリー映画祭(10月8~15日開催)のインターナショナル・コンペティション部門とアジア千波万波部門上映作品が発表された。
アジア初の国際ドキュメンタリー映画祭として1989年から隔年で開催され、今年で14回目を迎える。コンペティション部門は、116の国と地域から1196本の応募があり、ギニア、ギニアビサウ、赤道ギニア、西サハラという4カ国(地域)が応募・制作国として初参加した。三上智恵監督「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」をはじめ、15作品が選ばれた。
アジア千波万波部門は、アジアのドキュメンタリー作家を応援し、発表の場を生み出すことを目的としてコンペ部門として91年に設けられた部門で、過去には河瀬直美監督やアピチャッポン・ウィーラセタクン監督らが出品し、国際舞台で注目されるきっかけとなった。今年は59の国と地域から678本の応募があり、18作品が選出され、うち3作品が日本作品となった。
▽コンペティション部門
「いつもそこにあるもの」/クロエ・アンゲノー、ガスパル・スリタ監督
「ドリームキャッチャー」/キム・ロンジノット監督
「6月の取引」/マリア・アウグスタ・ラモス監督
「河北台北」/リ・ニェンシウ監督
「祖国 イラク零年」/アッバース・ファーディル監督
「ホース・マネー」/ペドロ・コスタ監督
「ずっとここにいる」/ハビエル・コルクエラ監督
「アワ・ラスト・タンゴ(原題)」/ヘルマン・クラル監督
「パラグアイ、記憶の断片」/ドミニク・デュボスク監督
「真珠のボタン」/パトリシオ・グスマン監督
「銀の水 シリア・セルフポートレート」/オサーマ・モハンメド、ウィアム・シマヴ・ベディルサン監督
「トトと二人の姉」/アレクサンダー・ナナウ監督
「女たち、彼女たち」/フリア・ペッシェ監督
「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」/三上智恵監督
「青年★趙(チャオ)」/ドゥ・ハイビン監督
「太陽の子」/ジム・ランベーラ監督
「鉱(あらがね)」/小田香監督
「銅山の村」/ディペシュ・カレル、フローデ・ストラース監督
「ディスタンス」/岡本まな監督
「ラダック それぞれの物語」/奥間勝也監督
「太った牛の愚かな歩み」/ガージ・アルクッツィ監督
「きらめく拍手の音」/イギル・ボラ監督
「離開(りかい)」/ジン・シンジョン監督
「わたしはまだデリーを見ていない」/フマイラ・ビルキス監督
「見つめる」/イエ・ユン監督
「テラキスの帰郷」/サーユン・シモン監督
「非情な私の家」/アオリ監督
「虐げられる者たちよ」/バスマ・アルシャリーフ監督
「ミーナーについてのお話」/カーヴェ・マザーヘリー監督
「七度目の祈り」/ヴァルン・トゥリカ監督
「蛇皮」/ダニエル・フイ監督
「たむろする男たち」/マヤ・アブドゥル=マラク監督
「船が帰り着く時」/キン・マウン・チョウ監督