紀里谷和明監督初ハリウッド映画、公開決定!M・フリーマン&C・オーウェン主演
2015年7月16日 06:00
[映画.com ニュース] 紀里谷和明監督のハリウッド進出作「ラスト・ナイツ」が11月に日本公開されることが決定し、あわせてティザービジュアルと特報映像が完成した。名優モーガン・フリーマンと、「クローサー」のクライブ・オーウェンが主演している。
「CASSHERN」「GOEMON」の紀里谷監督が、構想から5年の歳月をかけ製作。「まだ小さな一歩ですが、確実に踏み出した一歩だと思っております」と話し、「1日も早く皆さまに見ていただきたいという気持ちでいっぱいです。未熟ではありますが、これからも応援して頂ければ幸いです」とコメントを寄せている。
物語の舞台は、戦士の時代が終わりを告げた封建的な帝国。大臣への賄賂を断ったバルトーク卿は反逆罪に問われ、もっとも残忍な方法での死刑を宣告される。それは、愛弟子ライデンによる斬首だった。震える手で主君の首を落としたライデンは、失意のなか身を隠すことになる。1年後、ライデンは主君の汚名をはらすため、復しゅうの戦いへ挑む。
本作は「忠臣蔵」がモチーフに描かれており、主演のふたりは脚本に深く魅了されたという。ライデン役のオーウェンは、「とてもエレガントで優れた脚本だった」と称え、バルトーク役のフリーマンも「非常に高潔な人物たちを描く、他に類を見ないストーリー。誰もが必ずや共感を得るはずだ」と絶賛する。
世界17カ国からキャスト・スタッフが結集しているが、日本からは「硫黄島からの手紙」の俳優・伊原剛志が参戦。一流の剣士イトーという役どころで、映画の終盤では、最大のライバルであるライデンと一騎打ちを演じる。伊原は「最近、スポーツでも必要とされる侍スピリッツ! その武士道を騎士道に変え、日本の役者として唯一この映画に参加しました」と明かし、「クライブ・オーウェン、モーガン・フリーマン、世界の役者たちとの共演で、自分の可能性を確信した作品です」と胸を張っている。
また特報は、雪原の行軍を空撮する様子や、火の手が上がる城壁が映し出されており、壮大なスケール感を予期させる内容となっている。「ラスト・ナイツ」は世界30カ国での上映が決定し、日本では11月に東京・有楽町のTOHOシネマズスカラ座ほか全国で公開される。
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