江口洋介、山一證券の廃業描く「しんがり」に主演!WOWOWドラマ主演は4年ぶり
2015年7月14日 05:00

[映画.com ニュース]俳優の江口洋介が、WOWOWの連続ドラマW「しんがり 山一證券 最後の聖戦」で主演していることがわかった。四大証券の一角だった山一證券の自主廃業から始まった混乱と、終息に向け奮闘し続けた社員たちを描く本作で、江口は「パンドラIII 革命前夜」以来、約4年ぶりにWOWOWドラマに主演。山一證券の“場末”と呼ばれる「業務監理本部」の本部長に就任した、梶井達彦役を演じている。
2014年の講談社ノンフィクション賞を受賞した清武英利氏の書籍を、映画「沈まぬ太陽」の若松節朗監督のメガホンでドラマ化。日本の終身雇用を終わらせた出来事として、社会に衝撃を与えた事件を題材に、軍列の最後尾で戦う“しんがり”のように最後まで会社にとどまり、真相究明と顧客への清算業務を続けた12人の社員の姿を映し出す。
江口のほか、萩原聖人、林遣都、真飛聖、勝村政信らの参戦も発表され、梶井とともに使命感を燃やし、共闘する仲間たちを演じる。さらに佐藤B作、矢島健一、三浦誠己、霧島れいか、板垣瑞生、大河内浩、品川徹、田中健、佐野史郎、光石研、平田満、岸部一徳ら個性豊かな面々が脇を固め、社会派のヒューマンドラマに重厚感を加えている。
1997年4月、業務監理本部長に就任した梶井の異動初日に、大蔵省・証券取引等監視委員会(SESC)の調査が入った。当時の金融業界は総会屋への利益供与問題で揺れていたため、梶井は部下たちに社内調査を指示。会長・有原はSESCの調査に余裕の表情を見せていたが、社員たちは「上層部が何か隠しているのでは」という疑念を抱き始めていく。
江口は、原作を読んだ感想を「12人の社員の方々が成し遂げたことのすごさに感銘を受けました」と明かす。そして、「原作者の方がこの作品はドラマ向きではないとおっしゃるように、このドラマには専門用語や事実の説明も数多く出てきます」と話しながらも、「山一證券の破たんを追ったドキュメンタリーではなく、人々の心に響く作品になるようにどうすればよいのか、スタッフと話しながら一歩ずつ制作しています」と真摯な意気込みを語った。
さらに、作品の魅力を「互いのバイブレーションや情熱をぶつけ合って、ともに高めあっていく。そのことが出来たから、エリートでもなく特別でもない普通の社員たちが大企業消滅の真相究明と清算業務を成し遂げられた……。そこに面白さがあるように思います」と説明。「不正を暴くというのは正義ではなく、情熱や愛情が人を動かしていくのだ、というのが根底にあることを感じとっていただけたらと思います」と、視聴者にメッセージを送っている。
WOWOWの連続ドラマW「しんがり 山一證券 最後の聖戦」は、9月20日からWOWOWで毎週日曜午後10時放送開始。全6話で、第1話は無料放送。
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