夏帆「海街」シスターズとの現在の関係を告白「ちょこちょこごはんに行ったりする」

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが、神奈川・鎌倉で暮らす4姉妹を好演した本作。三女・千佳に扮した夏帆は、共演を振り返り「この3人が本当に好きで、まさかこんなに好きになるとはというくらい好きです。いい意味で普通の感覚を持っている気がして、すごく楽しかったです」と声を弾ませる。「最近もちょこちょこごはんに行ったりする」そうで、「一緒にいると、すごく落ち着くんですよね」とほほ笑んだ。

劇中の姉妹の関係性は“自然体”そのもので、夏帆は「撮影に入る前に、（ロケのため）実際にお借りしたお家で、4人で大掃除したり、料理したり、洗濯をしたりする時間を、是枝監督が作ってくれた」とその理由を説明。初顔合わせの際には花見を楽しんだといい、「監督はそういう関係性や空気感を大切にしてくださるので、私たちも無理に演じようとせずに現場にいられました。現場にいて、お芝居しているのかよくわからなくなる不思議な感覚で、大げさですけど、気が付いたら映画が1本撮り終わっていました」と語った。

さらに夏帆は、「ほかの3人と近くなれたからこそできる仕草が、映画の中にたくさんあります」とニッコリ。これを受け、是枝監督は「いつ撮っても映画の役になっているんじゃないかという状況が、この4人はあった。カットをかけて別のシーンの準備をしていても、控室に戻らないでその場でずっとしゃべっていた。それで綾瀬さんが『何して遊ぶ？』と言い始める。不思議な4人でしたね」と、姉妹の仲睦まじい様子を明かしていた。

また、「（劇中で披露した）広瀬さんのサッカーが上手かった。練習はしていたんですか？」という質問には、是枝監督は「コーチをつけて、1年以上練習したんですよ。上手かったでしょう？」とニヤリ。さらに「サッカーのシーンで好きなカットがあって、すずがゴール決めた後に、ベンチで喜んでいる千佳と浜田店長（池田貴史）。画面の隅でぐるぐる回っているんですけど、気が付いた？」と話し、「その千佳の喜び方がすごく好きで、何度もそこばっかり見ちゃうんです。妹のゴールに喜んでいるお姉ちゃんの感じが、すごくあったかくなる」と夏帆の演技を絶賛していた。