又吉直樹、芥川賞「とれたらうれしい」 新作執筆にも意欲
2015年6月20日 20:15

[映画.com ニュース] 作家としても活躍するお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が6月20日、都内で開催された俳人の堀本裕樹氏との共著「芸人と俳人」(集英社)刊行記念イベントに出席した。自身の小説「火花」が第153回芥川賞候補に選出されたが、「(受賞の)自信は正直ないです。とるかとらないかということより、どういう風に読んでいただけるだろうという怖さや期待がある」と謙虚にコメントしながらも、「とれたらうれしい」とイベント前の会見で語った。
「火花」は、売れない若手芸人の主人公と、独特の笑いの哲学を持つ先輩芸人との師弟関係から、人間の心の動きを見つめた純文学作品。第28回三島由紀夫賞にもノミネートされていたが、惜しくも受賞は逃していた。
今回のノミネートは、車での移動中に出版社の担当者を通して電話で聞かされたと明かし、「書いているときは想像もしていなかった。小説として正面から読んでもらえたらと思っていた」と執筆時を振り返る。受賞発表までにしたいことを問われると「どうせなら次の作品を書き始められれば」と新作執筆への意欲も見せていた。
「芸人と俳人」は、又吉が堀本氏に弟子入りし、俳句の楽しさを学ぶ軌跡を追った文芸誌「すばる」でのコラム連載をまとめたもの。俳句の魅力について「ルールを覚えて作るのが楽しい」と語り「歳時記を持って、街を歩きながら」作るのがスタイルだと話す。
堀本氏は又吉を「吸収が早くて、1言ったら10理解してくれる、優秀な生徒」だと評し、「芸人のセンスもあり、読書家なのでボキャブラリーが多いことが、俳句作りに役立っているのでは」と分析した。
「芸人と俳人」は発売中。第153回芥川賞は7月16日選考会開催ののち、同日発表。
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