ピース又吉、自身のルーツをたどる旅は「一切のお笑い要素なし」

［映画.com ニュース］　お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が8月1日、自身初となるDVD「又吉直樹、島へ行く。 母の故郷～奄美・加計呂麻島へ　ディレクターズカット」の発売を記念し、都内でサイン会を行った。

今年3月8日にBSジャパンで放送されたスペシャル旅番組をDVDに収録。母親の生まれ故郷である奄美大島の南に位置する加計呂麻島を訪れた又吉が、美しい島の風景や島で出会った人々との交流を、自らの言葉とともに紡ぎ出す。

又吉にとって今回は15年ぶり2回目の訪問となり、「1回目は高校卒業して上京する前に母と行った。東京に行くことに緊張しすぎて、正直母の話もよく聞いていなかったかも。また行きたいと思っていたので、今回の旅で行けたことはうれしかった」と念願の再訪。「本当に海がキレイだった。昔、母はボケているのかなというくらい『海がキレイだ』と繰り返していた。でも実際に島に行ってみると、これだけキレイだったらそりゃあれだけ言うだろうなと思った」と納得の表情だった。

独特なスローテンポの又吉は、「18歳まで大阪で育ったけど、『ゆっくりだな』と言われることが多かった。だけど島の人々と会ってみんな僕と同じくらいのスピードだったので、母親の島だなって感じた」と自身のルーツを再確認。また、「一切のお笑い要素がない（笑）」とあくまで自然体で、相方の綾部祐二が見たら「僕が一切ボケてないことを突っ込むかも」と苦笑いを浮かべた。