ジョージ・ミラー監督&「マッドマックス」旧キャスト、30年越しの“マッド”な同窓会!
2015年6月6日 14:03
[映画.com ニュース] バイオレンスアクションシリーズ最新作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を引っさげ来日中のジョージ・ミラー監督が6月5日、東京・新宿ピカデリーで行われた「マッドマックス」(79)&「マッドマックス2」(81)の“轟音上映イベント”に出席した。
この日はシリーズの歴史を彩ったバーノン・ウェルズ(「2」の“赤モヒカン”ウェズ・ジョーンズ役)、ビンセント・ギル(「1」のナイトライダー役)、ティム・バーンズ(「1」のジョニー・ザ・ボーイ役)、ポール・ジョンストン(「1」のカンダリーニ役)、ジョアンヌ・サミュエル(「1」のマックスの妻ジェシー役)、第1作の過激なスタントシーンで、長らく死亡説がささやかれていたスタントライダーのデイル・ベンチが駆けつけ、文字通り“マッド”な同窓会が実現。ミラー監督は「30年ぶりに会う人もいるよ。まるでタイムトラベルだね」と感無量の面持ちで、懐かしい顔ぶれと抱擁を交わした。
当時の思い出を聞かれたミラー監督は、「話し始めたら、2週間くらい止まらないよ。ここにいるだけで思い出があふれ出し、時間の重みに圧倒される」としみじみ。また、「第1作が世界的な成功を収めるきっかけを作ってくれたのが、ここ日本だからね。当時、無知な僕らが撮ったクレイジーな作品に、普遍性を見出してくれたんだ」と日本のファンに感謝を表した。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、85年の「マッドマックス サンダードーム」以来30年ぶりの新作。資源が枯渇しかけ、法も秩序も崩壊した近未来を舞台に、荒野をさまよう孤高の男マックス(トム・ハーディ)が、凶悪な支配者イモータン・ジョーの帝国から理想郷への脱出を図る、女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)らと共闘する。
「30年ぶりだからね。世界は変わったし、テクノロジーも進化した。その分、新しい要素も盛り込んだよ。出来映え? まあまあかな(笑)」と、静かに自信を示したミラー監督。すでに新たな3部作として始動すると伝えられており、「確かに残り2本の映画を撮るには、十分なストーリーがある」と認めたが、「今はこのでっかいベイビーを産み落としたばかり。すぐに次の子ども、というわけにはいかないよ」と話した。6月20日から全国公開。