イーストウッド監督次回作は「ハドソン川の奇跡」の映画化
2015年6月4日 13:05

[映画.com ニュース] 「ハドソン川の奇跡」が名匠クリント・イーストウッド監督の手によって映画化されることが決定したと、ハリウッド・レポーター誌が報じた。
「ハドソン川の奇跡」は、2009年に鳥がエンジンに飛び込むバードストライクによりエンジン停止となったUSエアウェイズ1549便が、チェズレイ・サレンバーガー機長の冷静な判断により米ニューヨークのハドソン川に無事着水した事件だ。映画版は、サレンバーガー機長の手記「Highest Duty: My Search for What Really Matters(邦題:機長、究極の決断)」をもとに、機長の人生と事件の真相を描くもので、トッド・コマーニキ(「パーフェクト・ストレンジャー」)が脚本を執筆中。アリン・スチュワート(「シン・シティ 復讐の女神」)とフランク・マーシャル(「ボーン・アルティメイタム」)がプロデューサーを務め、ワーナー・ブラザーズが製作・配給を手がけることになる。
すでに現役を引退しているサレンバーガー氏は、「才能あるストーリーテラーで映画作家のクリント・イーストウッド氏、ベテラン・プロデューサーのアリン・スチュワート氏とフランク・マーシャル氏によって自分の人生が映画化されることを、大変喜んでいます」と声明を発表している。
最新作「アメリカン・スナイパー」がキャリア最高のヒット作になったクリント・イーストウッド監督は、96年のアトランタ五輪中に警備員を務めていたリチャード・ジュエル氏を題材にした映画を20世紀フォックスで準備中だったものの、資金集めに苦労していた。
「Miracle on the Hudson(ハドソン川の奇跡)」は、今秋クランクインの予定。
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