シネマート六本木、閉館直前の特集企画で初公開作品を含むアジア映画4作品を上映
2015年5月30日 20:15
[映画.com ニュース] 6月14日に閉館する東京・六本木の映画館、シネマート六本木で、閉館前最後の特集上映「Cinemart Roppongi ~ Last Present」が6月6日から開催されることが決まった。アジア映画の専門館として知られる同館が、アジア映画ファンが期待する作品を届けたいと最後に企画した特集で、リバイバル2作品と劇場初公開となる2作品を上映する。
リバイバル作品は、香港映画「美少年の恋」(1997)と韓国映画「オオカミの誘惑」(2004)。「美少年の恋」は、映像美に定評のあるヨン・ファン監督が、香港を舞台に4人の青年が織りなす恋愛模様を繊細なタッチで描いたラブストーリー。「香港ゲイムービーの奇跡」として愛されている名作で、ファン監督が手がけた13作品を紹介するスペシャル映像(約5分)も併映する。「オオカミの誘惑」は、カン・ドンウォンとチョ・ハンソンの共演が話題となり、現在でも人気の高い韓国映画の一作だ。
劇場初公開は、台湾映画の「夜に逃れて」(00)と「あなたなしでは生きていけない」(09)の2作品。「夜に逃れて」は、アン・リー監督の「ウェディング・バンケット」やツァイ・ミンリャン監督の「愛情萬歳」をはじめとする台湾ニューウェーブを支え、「グリーン・デスティニー」で製作を務めた名プロデューサー、シュー・リーコンの監督デビュー作。1930年代の中国・天津を舞台に、許嫁のいる名家の男と崑曲劇団の看板男優がひかれあっていく許されない恋を描き、チェン・カイコー監督の名作「さらば、わが愛 覇王別姫」にも通ずる作品と言える。
一方の「あなたなしでは生きていけない」は、「夜に逃れて」にも出演している俳優レオン・ダイの監督作。高雄の港で静かに暮らす貧しい父娘の絆を描き、台湾のアカデミー賞とも言われる台湾金馬奨で作品賞、監督賞、脚本賞を受賞。日本でも09年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭で最優秀賞を受賞している。
鑑賞料金は1500円均一。4作品ともデジタル上映で、「夜に逃れて」のみDVD上映となる。6月12日まで。
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