東映の15年3月期決算、興行事業は堅調も映像事業は減収減益
2015年5月21日 07:10
[映画.com ニュース] 東映が、2015年3月期決算短信を発表。売上高は前年度比5.0%減の1122億6300万円、営業利益は110億5100万円(前年度比6.7%減)、経常利益は131億5600万円(同6.0%減)となったが、特別利益として持分変動利益等を、特別損失として減損損失等を計上したことで、当純利益は前年度比2.9%増の66億9500万円となった。
映画製作配給業では、「相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」「ふしぎな岬の物語」などがヒット。ビデオ事業では、DVD、ブルーレイディスクと合わせて695作品を発売し、「仮面ライダー」シリーズやアニメ作品に加え、旧作映画の販売などが貢献した。テレビ事業は、「相棒」などの60分ものを93本、「ワンピース」などの30分ものを310本、ワイド・スペシャルものを33本の計436本を製作して高い率のシェアをキープし、「烈車戦隊トッキュウジャー」などのキャラクターの商品化権営業も好調だった。
コンテンツ事業は、旧作テレビ時代劇や劇場用映画「相棒」シリーズ2作品の放映権販売や、劇場用映画「ドラゴンボールZ 神と神」のビデオ化権販売とVOD(ビデオ・オン・デマンド)事業者向けの販売が好調で、新たにマルチメディア対応コンテンツの企画開発・製作をスタート。「ワンピース」の商品化がアジア圏で好調に推移した。国際事業も劇場用映画などの海外販売、海外向け商品化営業権などが順調な成績を収めた。
しかしながら、映像関連事業部門の売上高は前年度比7.1%減の706億7700万円、営業利益は76億0500万円(前年度比8.8%減)で減収減益に。ティ・ジョイが194スクリーンを運営する興行関連事業部門の売上高は、前年度比0.2%増の177億8000万円となったが、営業利益は11億7900万円(同7.5%減)だった。
松竹と東宝の2015年2月期決算短信は4月14日に発表され、ともに映画・映像関連事業の好業績が全体の高実績に寄与した。松竹、東宝に比べると東映は数字を落としたが、16年3月期は劇場用映画「ドラゴンボールZ 復活の『F』」(公開中)、「おかあさんの木」(6月6日公開)、「劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー 手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖!」(8月8日公開)、「海難1890」(12月公開)、「さらば あぶない刑事 long good bye」(16年正月公開)などを主力とした作品群で高い収益の確保を目指す。
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