大人へと変化する少女の感情をみずみずしく描くイタリア映画「夏をゆく人々」公開
2015年5月20日 14:50

[映画.com ニュース]第67回カンヌ映画祭審査員グランプリ受賞のイタリア映画「夏をゆく人々」の公開が8月22日に決定し、このほどポスタービジュアルがお披露目された。
新鋭女性監督アリーチェ・ロルバケルの長編2作。4姉妹の長女ジェルソミーナの視点から、ひとつの季節を経て大人へと変化する少女の繊細な感情をみずみずしく綴る。主人公のジェルソミーナと同じくドイツとイタリアの混血で、養蜂家の家族で生まれ育ったロルバケル監督の半自伝的作品だ。
トスカーナ地方の人里離れた土地で、昔ながらの製法で養蜂園を営む一家の4人姉妹の長女ジェルソミーナは、気難しい父独自の教育と、寵愛を受けて育つ。家族は蜂と自然のリズムのなかで生活を営んできたが、ある夏の終わり、ひとりの少年を預かり、テレビ番組に出演したことにより、家族の生活に静かな異変がおきていく。
主演のジェルソミーナを演じたのは、まったく演技経験のなかったマリア・アレクサンドラ・ルング。監督の実姉であり、「眠れる美女」で鮮烈な印象を残したアルバ・ロルバケルが母親を演じた。さらに、テレビ番組の司会役で、モニカ・ベルッチも出演している。
「夏をゆく人々」は8月22日から、岩波ホール他全国公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント