野村周平、劇場アニメ「台風のノルダ」主人公で声優に初挑戦
2015年4月27日 16:30
[映画.com ニュース] 進境著しい若手俳優の野村周平が、アニメーション制作会社スタジオコロリドが手がける劇場アニメ「台風のノルダ」で声優に初挑戦し、主人公・東(あずま)の声を担当することが発表された。
昨年公開された映画「日々ロック」に主演し、今後も「映画 ビリギャル」「愛を積むひと」といった注目作の公開が控えている野村は、初めてのアフレコ収録を終え「本当に難しくて、改めて声優のみなさんはすごいと思った」と話す。「オーバーに言わなくてはならないところがあったり、普段は声を出さなくていいところで、声を出さなきゃいけなかったりして、とても勉強になった」と得るものは多かったようだ。「ストーリーも面白いものになっていますし、どのジャンルを好きな方も楽しめる作品になっていますので、ぜひ見てください!」とアピールした。
主人公・東役の野村のほか、メインキャラクターの声優も決定。昨年、大手プロダクション・アミューズが主催した全国オーディション「アミューズオーディションフェス2014」で、3万2214人の応募者の中からグランプリに選ばれた清原果耶(13歳)がヒロインのノルダ役、同オーディションで俳優・モデル部門賞を受賞した金子大地(18歳)が東の友人・西条役に抜てきされた。また、本作の主題歌をロックバンド「Galileo Galilei」が担当することが決定。アニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」の主題歌を担当したことで、音楽ファンのみならずアニメファンからの支持も熱い同バンドが、新曲「嵐のあとで」を書き下ろしている。
本作は、「陽なたのアオシグレ」以来2年ぶりとなるスタジオコロリドの劇場公開作品で、ある離島の中学校を舞台に少年同士の友情を描いた青春物語。文化祭前日、大型の台風が接近するなか、幼い頃から続けていた野球を辞めたことで親友の西条とケンカしてしまった東は、赤い目をした不思議な少女ノルダと出会う。6月5日から3週間限定で全国公開。