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沖田、今泉らに続け!「田辺・弁慶映画祭セレクション2015」7月開催

2015年4月25日 08:00

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「ひとまずすすめ」ポスター
「ひとまずすすめ」ポスター

[映画.com ニュース] 最新作の製作が発表されたばかりの沖田修一監督(「モヒカン故郷に帰る」)、今泉力哉監督(「知らない、ふたり」)ら、商業映画で活躍する多くの若手監督を輩出してきたインディーズの登竜門となっている「田辺・弁慶映画祭」。昨年11月に開催された第8回の受賞監督4人の作品を上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2015」が、7月4日よりテアトル新宿、7月18日よりシネ・リーブル梅田で1週間限定レイトショーされる。

一昨年の第7回田辺・弁慶映画祭参加監督からは、片岡翔監督「1/11(じゅういちぶんのいち)」、頃安祐良監督「あの娘、はやくババアになればいいのに」、二宮健監督「眠れる美女の限界」、安川有果監督「激写!カジレナ熱愛中!」と4人の監督が劇場映画デビューを果たしたことから、同映画祭が若手監督の登竜門として口コミで広がり、第8回のコンペティション部門には過去最高となる142本の応募があった。

「田辺・弁慶映画祭セレクション2015」で上映されるのは、第8回で弁慶グランプリ、市民賞、男優賞、女優賞を受賞した柴田啓佑監督の「ひとまずすすめ」と、そのスピンオフ作品となる「ひとまずすすんだ、そのあとに」ほか短編2本、映検審査員賞を受賞した小崎基広監督の「4mmベニヤ3枚と半」と新作・短編、文化通信社賞を受賞した塚田万理奈監督の「還るばしょ」と短編ほか、そして男優賞を受賞した二宮健監督の「SLUM-POLIS」と中・短編2本。各日、監督とゲストによるトークショーも予定されている。

テアトル新宿とシネ・リーブル梅田を運営し、同映画祭にも協力している東京テアトルは、積極的に若手監督を支援し作品を上映し続けており、インディーズから商業映画デビューする多くの監督を発掘・育成している。また、現在第一線で活躍する染谷将太池松壮亮石橋杏奈ら俳優たちも過去作品に参加しているなど、スターの原石を発見する場としても楽しめ、ここから次代を担う監督や俳優が新たなチャンスをつかむか注目される。

なお、今年も第9回田辺・弁慶映画祭が、11月6日から8日まで和歌山県田辺市の紀南文化会館で開催されるが、コンペティション部門への作品募集が5月1日よりスタートする。募集概要など詳細は公式HP(http://www.tbff.jp/cnts/option2/?c=competition2015)で確認することができる。

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