安藤サクラ、井浦新との再共演を堪能「爆弾でキャッチボールしてるみたい」
2015年4月25日 23:40

[映画.com ニュース] 安藤サクラと井浦新が恋人役で共演した「白河夜船」が4月25日、全国4スクリーンで封切られ、安藤と井浦のほか、共演の谷村美月、高橋義明、若木信吾監督が、東京・テアトル新宿で行われた舞台挨拶に出席した。
2012年公開の「かぞくのくに」に兄妹役で共演した安藤と井浦が、今作では不倫関係の男女を演じているとあって、安藤は「兄妹だったんですけど、あんなことになっちゃいました(笑)」と冗談めかして挨拶。井浦も「すみません(笑)」と観客に謝り、会場の笑いを誘った。
井浦との再共演について安藤は、「恐ろしいんですよ。何が起こるかわからないんで」と戦々恐々の表情をのぞかせ、「『10秒くらい歩いたらカットかけるよ』っていうシーンで、結局15分くらい次のシーンまで(続けた)。この方がいきなりいろんな行動を起こすもので」と井浦の自由すぎる演技に言及。しかし、「それがすごく楽しくて、爆弾で楽しいキャッチボールしてるみたい」と堪能した様子で語った。
一方の井浦も、「(爆弾だから)落とせないんですよね(笑)」と楽しげに語り、若木監督は「僕は戦場カメラマンですね(笑)」と2人の独自のやりとりに感服した様子。さらに井浦は、「僕にとってすごく大切な作品になりました。日本人にしか描けない情緒というものがしっかりと映画の中に潜んでいる作品になったなと思う」としっかり映画をアピールした。
また、谷村は「このおふたりと一緒にお仕事ができるというのが本当に私の中で財産」と共演の2人に謝意。2014年度のブルーリボン賞主演女優賞、日本アカデミー賞優秀主演女優賞など多数の女優賞を総なめにした安藤には「サクラさんは、自分が背筋をぴんと伸ばすことができる女優さんでした」と敬意を表していた。
1989年に発表されたよしもとばなな氏の同名小説が原作に、写真家の若木がメガホンをとった。植物状態の妻を持つ岩永(井浦)との不倫関係を続けていた寺子(安藤)は、“添い寝屋”をしていた親友しおり(谷村)の死に衝撃を受け、不倫の不安と寂しさが身にせまり、寺子の眠りはどんどん深く長くなる。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)