北野武&藤竜也、女性の反応に驚き「“ヤンチャな子ども”のジジイたちがかわいく見えるんだろうな」
2015年4月24日 15:20

[映画.com ニュース] 元ヤクザの老人たちが、悪徳詐欺集団を相手に抱腹絶倒の大立ち回りを繰り広げる最新作「龍三と七人の子分たち」を完成させた北野武監督が、主演の藤竜也とともにインタビューに応じた。
今回が初めてのタッグとなる2人。北野監督は「コミカルな作品を作る以上、主演には映画的な風格を持たせられる人が必要だった。キャスティング(藤さん)が決まった時点で、この映画の50%はできたも同じだったね」と起用の理由を明かす。一方の藤は、「オファーを受けた時はうれしびっくりな気分。まさか“出てくれ”詐欺じゃないよな? と思いました(笑)」と振り返るが、北野作品は全作見ていたそうで、「視点がユニーク。時代ごとに違うものにチャレンジしているのがよく分かる。その北野演出に触れられる絶好の機会だと撮影に臨みましたね」と語った。
「俳優として映画に出るのも嫌いじゃないけど、もう年だから、監督と主演の両方やるのはしんどいんだよね」と苦笑いする北野監督。今回は主人公の昔なじみの刑事役として出演するのみで、監督業に注力。さらに、主要キャストの平均年齢が年長の73歳というベテラン陣ぞろいで、安心して手腕を発揮できたことがうかがえる。「色んな芝居をしてきている人たちだから。セリフも一言一句、それこそ『てにをは』まで台本と同じに演じてくれて。失礼だけど俺にとっては俳優(の芝居)は“素材”だからね、プラモデルの部品と同じ。あとは、それを(編集で)どう組み合わせて面白いものにしていくかで、面白くなかったらそれは監督の責任ですよって。今回はかなり面白いものにたどり着けたと思う」。
藤扮する元ヤクザの龍三がオレオレ詐欺にだまされたことをきっかけに、近藤正臣、中尾彬らが演じるかつての仲間と新たな組を結成する。個性あふれる8人組が、安田顕がボスを演じる詐欺集団と対決するハチャメチャぶりは、事前に行われたリサーチ試写会で20代以下の若年層や女性層から高い支持を集めた。
北野監督は「俺の映画のファンが、『今度はお笑い作ったのか』と思って見るんだと思っていたから、全然予想していなかった」と語り、「おじいちゃんたちが“ヤンチャな子ども”なんだよね。それがかわいく見えるんじゃないかな。単純だし、イタズラしちゃうし、ほんとしょうがねえなあって(笑)。子どもが遊んでる感じなんだろうな、バスで悪いやつら追っかけちゃうし。くだらないのとかわいいのが混じっちゃって、誰も龍三たちを悪い人だって言わないんだよね」と分析する。藤も、「脚本を読んだ時に、老人8人の話が興行になるのか? と勝手に思っていたわけだけど、それが見事に払しょくされましたよね。こういう結果は僕には分からないけど(苦笑)。でもありがたいことです」と続けた。
また、北野監督は好きなシーンとして、龍三と若頭のマサ(近藤)が昔を振り返りながら口論するシーンを挙げ、「『おまえはそんなだから親分になれねえんだ』『そりゃねえだろアニキ、俺は体を張ってあんたを守ったじゃないか』ってやりとりがいいなあって。龍三と兄弟分のマサの関係を、全部あらわしている気がするんだよね」と語った。
「龍三と七人の子分たち」は、4月25日から全国公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【殺しはアマチュア、しかし頭脳は最高】スパイ史上最も地味、だが最も予測不能な男が面白すぎた!
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

片思い世界
【広瀬すず×杉咲花×清原果耶】涙腺崩壊、でも、あ~…何も言えない!! とにかく早く観て!!
提供:リトルモア

社畜が観たらすごかった映画
【前代未聞のオール社畜レビュー】「パラサイト」監督による至高エンタメ…果てしなく良かった!
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観よう!【超ネタバレ厳禁】
提供:JCOM株式会社

過激な問題作
【この村の住人は、人間を喰ってる――】狂いに狂った衝撃作。未見の人がうらやましい。
提供:ディズニー

映画館で観ないとぜっっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画が大好きな人へ――
“映画館でオトクに観る裏ワザ”、ご紹介させてください!【知らないと損な神情報】
提供:KDDI