前田敦子、80年代に生まれていたら「アイドルになりたい」
2015年4月20日 19:15

[映画.com ニュース]乾くるみ氏のベストセラー小説を映画化した「イニシエーション・ラブ」の完成報告会見が4月20日、都内で行われ、主演の松田翔太、前田敦子、木村文乃、堤幸彦監督が出席した。
原作は、2004年に発売され、累計発行部数150万部を誇る恋愛ミステリー小説。1980年代の静岡と東京を舞台につむがれる2つのラブストーリー。静岡で主人公の鈴木と出会うヒロイン・マユに扮する前田は、80年代への印象について「アイドルの方がすごく好きで、今でもカラオケとかでよく歌ったりします」といい、「その時代に生まれたら、アイドルになりたかったです」とニッコリ。「イニシエーション(通過儀礼)」にちなんだ「自身の転機は?」という質問にも、「『AKB48』に入って、卒業したことがどちらも転機ですね。あそこで鍛えられて、強くなれたと思います」と真しに答えていた。
小説ならではのトリックが全面化するだけに、「映像化不可能」といわれた本作。それでも、堤監督は「不可能と言われたポイントを、原作者の乾先生自身があるアイディアを出していただいて、それで解決しました」と話し、「カメラ目線という撮影手法が大好きなんですが、実際に撮ってみると現場ではすごく変な感じなんです。でも、今回ほどカメラ目線が活きた作品はほかにない」と自信をにじませた。さらに、東京で主人公を誘惑する美女・美弥子役の木村は「原作に忠実なんですが、先入観なく普通に面白い恋愛映画として見られてしまう。それが堤監督のトリック、手腕で、その分ラストのだまされ方がすごく大きい」と最敬礼だった。
一方で、主人公を演じた松田は「(結末を読んで)最初はあっけにとられた感じで、すべて見透かされたような気持ちになりました」と述懐。心優しいマユと、都会的で洗練された美弥子といった、タイプの異なる2人の女性間で揺れ動く役どころだが、自身は「遠距離恋愛はムリだと思っているタイプなので、(女性は)情けないところを知っていたりとか、生活感があるほうが好き。どちらも、好きです。映画を見て頂ければ、そんな気持ちがわかって頂けると思います」と歯切れ悪く明かし、会場の笑いをさらった。
「イニシエーション・ラブ」は、5月23日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

この作品がすんごい!!
【中毒者、大量発生中!!】配信直後から超爆裂ヒット&世界記録樹立の“極大刺激作”!!
提供:JCOM株式会社

死霊館 最後の儀式
【怖い!楽しい!観たことない――!!】超人気ホラー最新作! “最後の頂上決戦”、開幕!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート

人生を心から楽しむ、生きる力をくれる映画
【映画出演124本目の最新作】きっと、あなたの人生の“大切な1本”になる――
提供:キノフィルムズ

なんだこの映画は…!!
【いやめちゃくちゃ面白かった!!!】音、物語、ビジュアル、全て高品質の“強”推奨作!!
提供:ディズニー

この衝撃作を知ってるか?
“大注目ドキュメンタリー”の魅力を語ってきた!
提供:ラビットハウス、ミュート