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異例の大ヒットで続映決定「神々のたそがれ」飴屋法水&ヴィヴィアン佐藤がトーク

2015年4月18日 15:30

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ヴィヴィアン佐藤(左)と飴屋法水
ヴィヴィアン佐藤(左)と飴屋法水

[映画.com ニュース]ロシア映画「神々のたそがれ」のトークイベントが4月17日渋谷ユーロスペースであり、現代美術家、演出家など多方面で活躍する飴屋法水と美術家のヴィヴィアン佐藤がトークイベントに出席した。

地球から800年ほど遅れた発展を遂げた惑星を調査するため、派遣されたドン・ルマータは、現地で神のごとき存在として崇められる。知識人を排除した惑星に住む人々の蛮行と汚物にまみれた世界が圧倒的なモノクロームの映像で描き出される。

無秩序な世界が3時間にわたり描かれる大作ということで、佐藤は「何度も見ているけれど、途中で寝てしまって、3~4回見て全部合わせて1本見られた感じ」と告白しながらも、「素人であろうと役者であろうと肉体の存在感がすごい」と感想を述べる。飴屋は「何度も見たくなる映画」と話し、「モノクロなのがSFっぽい。モノクロの方が古くて、カラーの方が新しいと思いがちですが、人間モノクロではものを見られない。モノクロの方がよりテクノロジーな感じがする」と語った。

ふたりは建築や芸術、宗教などさまざまな視点から縦横無尽にトークを繰り広げ、話の流れで本作上映館のある渋谷の話題になると、飴屋は「渋谷の街にこの映画で描かれていることが全部ある」とコメント。映画で描かれる野蛮な惑星の住人は、愚行を繰り返す人間の姿だとも解釈できるが、佐藤も「金曜日の夜の渋谷」と飴屋の発言に同意し、観客を笑わせた。また、動物に詳しい飴屋は「牛の目の中に炎が映っていたのがすごかった。あの目を見るだけでももう1回映画を見たい」と印象的なシーンを挙げていた。

本作は、「フルスタリョフ、車を!」などで知られ、2013年に死去したロシアの巨匠アレクセイ・ゲルマン監督の遺作で、アンドレイ・タルコフスキーの「ストーカー」の原作者でもあるストルガツキー兄弟のSF小説「神様はつらい」を映画化。ロシア版アカデミー賞ニカ賞で作品賞・監督賞・撮影賞・男優賞を受賞した。日本公開初日は全回満席となり、近年のロシア映画としては異例の大ヒットを記録、4月26日から渋谷ユーロライブでの続映が決定した。

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