フルスタリョフ、車を!

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解説

スターリン体制下の厳しい現実を生き抜いた人々の姿を強烈なタッチで活写した群像劇。監督・脚本は「わが友イワン・ラプシン」のアレクセイ・ゲルマン。撮影はウラジーミル・イリネ。音楽はアンドレイ・ペトロフ。出演は「わが友イワン・ラプシン」のニーナ・ルスラノヴァ、ユーリー・ツリロほか。

1998年製作/142分/ロシア・フランス合作
原題:Khrustalyov, mashinu!
配給:パンドラ

ストーリー

1953年、スターリン政権下ソビエトでは不穏な空気が立ちこめていた。モスクワの大病院の脳外科医にして赤軍の将軍でもあるクレンスキー(ユーリー・ツリロ)は、病院と家庭と、愛人のところを行き来する毎日を送っている。そんななか、スターリンの指示の元、KGBはユダヤ人医師の迫害計画である「医師団陰謀事件」を発動する。事態を察したクレンスキーは逃亡を試みるが、すぐに捕らえられ強制収容所に送られる。しかしそこにはもう一つの陰謀が動いていた。クレンスキーは突然釈放され、山奥の別荘に連れて行かれる。そこにいたのは重い病にふせっているスターリンその人であった。すでに手遅れであることを悟ったクレンスキーは、スターリンに最後の放屁をさせる。家に戻ったクレンスキーは家族の前から姿を消す。10年後、マフィアとなってたくましく生き抜くクレンスキーの姿があった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第51回 カンヌ国際映画祭(1998年)

出品

コンペティション部門
出品作品 アレクセイ・ゲルマン
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映画レビュー

3.0スターリニズムと旧ソ連人の心持ち

osanさん
2018年3月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

「酔っぱらいのおしゃべり好きなロシア人に、政治の話を禁句にさせたらどうなるか」というケーススタディーが、旧ソ連の芸術なのだ。

無駄に長い。それはきっとロシアだから。
無駄に長いのは、ロシアの作家の特徴。トルストイやドストエフスキーなどロシア文学しかり、ショスタコーヴィッチなど作曲家しかり。
どうでもいい会話や題材が脈絡もなく延々と続く。ロシア人の辞書に「コンパクト」という発想はない。それはタイガの大地と気候のせいだろうきっと。

旧ソ連時代にシベリア鉄道でぶらぶらと一人旅をしたことがある。車窓に映る地平線の位置がずっとかわらない世界。コンパートメントの中ではロシア人とウォッカで酔っ払っているか、おしゃべりしてハラショーとやっているか、ぐらいのことしかやることがない。
おしゃべりの話題で政治の話は禁句だ。当時の流行語だったペレストロイカというフレーズさえも、その言葉を出したとたんに場のムードが凍る。
というわけだから、真面目に社会的な話題がおしゃべりできないのだから、どうでもいい話しかすることがない。
タブーの多い社会でそのタブーを評価して表現することは難易度が高い。月面宙返り並みの難易度だ。

ただし、この作品は無駄に長いとはいえ、理解不能なレベルではない。私の好きなタルコフスキー先生など私の頭では本当に全く理解できない映像とセリフが延々と続く。

この作品は、本当にバカバカしいどうでもいいイベントが延々と発生するが、そのバカバカしさは意図された表現。
最後に監督自身の総括ともいえるナレーションが入る。「ばかばかしい!」と。

これつまり、スターリン時代の酷さをその時代の空気を経験した人間がその時代を評価しようとした結果、ばかばかしさを表現する顛末に至ったに違いない。
政治を語らずに政治を評価するというウルトラCを演じることが体に染み着いてしまったので、こういう表現になった。
このバカバカしい冗長なストーリーは確信犯なのだ。監督のいわんとしたことはタルコフスキー先生よりかはずっと理解できる。スターリニズムもそれを産み出した自分たち自身もばかばかしいんだ、と。

もっといえば、無駄に長いが、トルストイやドストエフスキーを読むことと比較したらずっと短い。我慢するのは2時間ちょっとでいいのだから。
そういうふうにポジティブに考えるしかない。

この映画を批評する資格のある人は、スターリン時代を経験したことのある旧ソ連の人間だけだろう。
全く別世界の現日本人にこの映画を評価する資格はもたない。

とはいえ、旧ソ連の人々の、スターリニズムに対する複雑な思いはとてもよく伝わってくる。それがこの作品の救いだ。

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osan

2.0やっぱりまったく分からない。

2015年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

「神々のたそがれ」と同様、まったく意味不明。おなか一杯でも構わずに続けられる長回しのショットの洪水。不潔な布でやたらと顔を拭く男たち。子供たちは大人に媚びるか殴られるか。観ているこちらのストレスもグングンエスカレートする。
何が分からないって、何故こんな映画を撮ろうと思ったのかが分からない。

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よしただ

5.0動物の扱いが上手い監督は名監督の法則

さん
2015年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ジャック・タチなみに動物を操れる映画監督がこの世に存在するとは思わなかった。

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鰐

5.0スターリンが死んだ。20世紀最後の傑作。

rさん
2014年12月22日
iPhoneアプリから投稿

笑える

興奮

もはや映画なのか何なのかさえも分からない狂気的なパワーに圧倒され、観客は成す術もなく、ただひたすらにアレクセイ・ゲルマンという超現実的存在に脳内を侵され(犯され)続けるのだ。

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r
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