松山ケンイチ、早乙女太一共演の連ドラ時代劇で「すでに続編をつくる気満々」
2015年4月17日 11:30

[映画.com ニュース] 俳優の松山ケンイチと早乙女太一がダブル主演するWOWOWの新ドラマ「ふたがしら」の撮影が、3月~4月上旬にかけて東映京都撮影所を中心に京都市内で行われた。同局の連続ドラマとしては初の時代劇となるが、松山は「早乙女太一君とのコンビもかなり面白くなっていますので、お楽しみいただきたいと思います。すでに続編をつくる気満々ですのでよろしくお願いします(笑)」と、自信たっぷりにアピールした。
オノ・ナツメ氏の同名コミックが原作の時代劇エンタテインメント。お世話になった盗賊一味から離れた弁蔵(松山)と宗次(早乙女)が、旅の途中で様々な人々と出会い、成長し、やがてふたりで頭(ふたがしら)をつとめる盗賊一味を作り上げるという物語を痛快に描く。
バディを組む主演のふたりは、昨年、劇団☆新感線の舞台「蒼の乱」で共演しており、本作でも息の合った演技をみせる。「そのときのふたりの関係性が『ふたがしら』にちょっと似てるんですよ」と、クールな色男・宗次役の早乙女は語る。さらに、劇団☆新感線の座付き作家・中島かずきが、松山と早乙女それぞれの個性を念頭に入れ本作の脚本を書き上げた。豪放な弁蔵役を演じる松山は、「原作をまた違った角度から再構築してくださいました。かずきさんの書くせりふは熱くて、気持ちが乗せられます」と語った。

メガホンをとるのは、時代劇初挑戦の入江悠監督(「SR サイタマノラッパー」シリーズ、「ジョーカー・ゲーム」)。もともと時代劇ファンで、本作の監督に決まった昨年の暮れからは毎日少なくとも1本は時代劇を鑑賞することを自らに課したといい、並々ならぬ熱意で撮影に臨む。しこたま酔った主人公たちが歩く場面では、いつもはクールな宗次もハメを外し過ぎて髷(まげ)が乱れていることにするなど、現場で出たアイデアをどんどん取り込み、作品の世界観を膨らませていく。松山、早乙女ともに入江監督とは初の顔合わせだが、「これまでの作品も素晴らしく信頼してお任せしています」(松山)と、揺るぎない信頼関係を築いているようだ。
大衆演劇の花形として絶大な人気を誇る早乙女は、「今回は盗賊ということで忍んでいることが多く、得意な派手な立ち回りが少ないこと(笑)」と明かしつつ、「これまでやっていたフィールドとは違うテレビドラマの時代劇、初めての入江監督との仕事は新鮮で、完成が楽しみです」と語り、「クールな宗次がドラマの中でどんなふうに変化していくか楽しみにしてください」とメッセージを寄せた。
WOWOW土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW『ふたがしら』」は6月13日からWOWOWで毎週土曜午後10時放送。全5話で、第1話は無料放送。
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